【卓球】パリ五輪の代表選考に新基準 宮崎強化本部長「中国のやり方を日本流にアレンジ」

パリ五輪でも金メダル獲得となるか

日本卓球協会の宮崎義仁強化本部長は12日にオンラインで会見を開き、2024年パリ五輪日本代表の選考基準について説明した。

これまでの選考基準は世界ランキングを重視していたが、新基準では日本協会が独自に定めるポイントの合計で争う方式に変更。世界選手権やアジア選手権などの国際大会のほか、国内選考会や全日本選手権、Tリーグなど国内の試合にも成績に応じてポイントが付与される。

新たな基準は22年1月の全日本選手権終了後から、24年同選手権終了後までの2年間に適用する予定。五輪直近にあたる2年目のポイントは、1年目の2倍に設定されている。

パリ五輪シングルスの代表は男女ごとに、新設されたポイントの上位2人を選出。団体戦はシングルス代表2名に加えて、団体戦のシングルスおよびダブルスで活躍が期待できる選手1名を選出する。また、混合ダブルス代表はシングルス代表、団体戦代表の男女各3名の中から、最高のペアリングと思われる男女各1名を選出する。

宮崎本部長は「今は国際大会がなかなか開催されない。開催されても、世界ランキングのトップ(選手)のみ、招待される。現時点でランキングが低い選手は(五輪を)目指せない。中国は『超級リーグ』を立ち上げて国内選手同士が激しく争って世界との差を大きく広げた。中国のやり方を日本流にアレンジして、国内の競争を激しくして強化を図っていく」と説明した。

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