【FMW―E】大仁田が米AEWに宣戦布告! CMパンクに「ケンカを売ってやる」

米国本格進出を宣言した大仁田(切り込み写真はCMパンク=東スポWeb)

本格開戦じゃ! 邪道・大仁田厚(63)が、10月31日に米ニュージャージー州アトランティックシティーで電流爆破マッチを行うと発表した。「メイド・イン・ジャパン」の電流爆破を米国に持ち込む念願がかない息巻く一方、その先の青写真も披露。AEWマットに殴り込み、最終的には元WWE王者の〝あの男〟まで巻き込む構えだ。

大仁田は12日に爆破の〝聖地〟神奈川・鶴見青果市場で行われたFMW―Eの旗揚げ第3戦の「地獄のデスマッチⅢ」で、8月の大阪大会で敗れたシャドウWX改めミスター・ポーゴと再戦。地雷爆破ボードが設置され、大阪大会で敗戦の〝決め手〟となった爆破イスも使用可能となった一戦で雪辱を果たすべく、ゴング前に奇襲をかけた。

だが電流爆破バット、地雷ボード、爆破イスの餌食となり窮地に。それでも気迫で立ち上がり、最後は電流爆破バットで脳天を打ち抜きリベンジに成功した。「世の中くだらないと言われることがたくさんあるが、自分たちの好きなことを胸いっぱいやろうじゃねえか。俺はFMW―Eを絶対に潰さん!」

原動力となったのは米国からの連絡だった。大仁田は「10月31日、ニュージャージー州アトランティックシティーの、ある球場にメイド・イン・ジャパンの電流爆破を持っていくことになった。30年来の悲願だった」と発表。AEWマットで3月に行われた電流爆破戦に物足りなさを感じた現地ファンの声に応えるため交渉を進めていた計画が、ついに実現することを喜んだ。

ただしこれは米国進出の第一歩に過ぎない。視野に入れるのはAEWへの殴り込みだ。特にケニー・オメガと電流爆破戦を行ったジョン・モクスリーには、はらわたが煮えくり返っている。

「あいつは俺のことをリスペクトしている。ただなんで俺の許可なく同じ『ワイルド・シング』を入場曲に使うんだ? テーマ曲って、その選手の代名詞みたいなもんだろ。俺に話を通すとか必要なんじゃないか。しょぼい電流爆破もやりやがったから俺の電流爆破を思い知らせてやる!」

さらに元WWEのスーパースターで先日、AEWマットで約7年8か月ぶりのプロレス復帰を果たしたCMパンクにも「まとめてケンカを売ってやる」と言い放った。

同時に小島聡や永田裕志らをAEWに送り込む新日本プロレスをけん制する。「向こうはケンカを売りにいったわけじゃないだろう。俺はケンカを売りにいくんじゃ」とスタンスの違いを強調。もうこの男は誰にも止められない。

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