“ドラ1候補”隅田 地元で快投 最速150キロ 13奪三振

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【久留米工大―西日本工大】3安打1失点13奪三振で完投した西日本工大の隅田=県営ビッグNスタジアム

 第106回九州地区大学野球選手権北部九州ブロック大会1部リーグ第2週第1日は11日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで2試合が行われ、長崎国際大は別府大に0-7の七回コールドで今季初黒星を喫した。
 長崎国際大は先発澤山が二回2死満塁から中前適時打を浴びて先制されると、六回無死一塁から連続適時三塁打で2点を失った。救援陣も4四球と適時打を許し、この回さらに2失点。七回2死から四球と連打で一気に試合を決められた。
 第2試合は波佐見高出身でプロ注目の左腕隅田が先発した西日本工大が久留米工大に3-1で競り勝った。隅田は3安打13奪三振で完投。最速は150キロを記録した。
 “ドラ1候補”の力を地元でしっかりと示した。西日本工大の左腕隅田(波佐見高出身)が3安打1失点で完投。無安打無得点試合こそ逃したが、無四球、13奪三振と安定感抜群だった。ネット裏に陣取ったプロのスカウトもうならせたエースは「チームが先週負けていたので、勝ちにこだわった」と汗を光らせた。
 ビッグNは高校時代、仲間と夏の甲子園出場を決めた球場。「ここで投げるのは最後かも」と自然に気合が入った。初回に自己最速タイの150キロを記録。七回に失策絡みで失点したが、八回無死まで被安打「0」を続けた。直球、スライダー、スプリット、カットボール、チェンジアップに、普段はほとんど投げないカーブも効き、相手打線を沈黙させた。
 プロ注目となったのは150キロをマークした3年秋から。4年になり、6月の全日本大学選手権は上武大に0-1で敗れたものの、8回で14三振を奪って神宮を沸かせた。先週の秋季リーグ開幕戦は長崎国際大を相手に7回無失点で13奪三振。着実にステップアップしている。
 この日も8球団のスカウトが見守る中での快投。楽天の大久保勝也スカウトは「どの球種もストライクが取れ、レベルが高い。間違いなく上位候補」と評価した。10月11日のドラフト当日に向け、地元で弾みをつけた22歳は「1位指名を受け、地方でもやれるとアピールしたい」と表情を引き締めた。