マグロ成分の抗酸化物質に老化抑制効果? 神奈川県、水産機構、聖マリ医大が共同研究へ

マグロを使った共同研究について記者会見した(左から)国立研究開発法人水産研究・教育機構の中山一郎理事長、黒岩祐治知事、聖マリアンナ医科大の明石勝也理事長

 神奈川県と国立研究開発法人水産研究・教育機構(横浜市)、聖マリアンナ医科大学(川崎市)は7日、マグロに多く含まれる抗酸化物質が生活習慣病対策やアンチエイジングなどに有効かどうかを検証する国内初の共同研究を行うと発表した。

 県が進める「未病改善」の効果が明らかになれば、マグロや加工品の消費拡大、マグロを使った新商品の開発につなげたい考えだ。

 この抗酸化物質「セレノネイン」は活性酸素を除去する機能が高い物質。マウスに実施した研究では大腸がんの症状緩和などの効果がみられたという。

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