渡邊圭祐が得意の“営業トーク”で「推しの王子様」PRECIOUS BOOKをアピール!

フジテレビ系で現在放送中の連続ドラマ「推しの王子様」(木曜午後10:00)で、無作法で無教養で無気力、まさにないない尽くしの何者でもなかった青年・五十嵐航を演じた渡邊圭祐の“尊さ”満載のフォトブック「渡邊圭祐『推しの王子様』PRECIOUS BOOK」が発売。これを記念したオンラインイベントが9月12日に開催され、イベントの前に行われた会見に渡邊が登場した。

今回のフォトブックでは渡邊の最新ポートレートに加え、ドラマセット内で、収録の日々を振り返るようなメモリアルなグラビア撮影を敢行。そのほか、航の成長ストーリーを振り返るプレーバック企画や、比嘉愛未ディーン・フジオカら豪華共演者たちから渡邊へのSPメッセージ、収録現場に完全密着した撮影秘話満載のメーキング&オフショットなど、ドラマファンにはたまらない企画が盛りだくさんの1冊となっている。

ドラマも残すところあと2話。「撮影中は終わってほしくないなという気持ちがすごく強かったんですけど、今、一視聴者として見ている側としては、『どうなるんだろう?』というワクワクの方が大きいです。第8話から新章に突入して、8カ月という時間が経って、新しいストーリーが始まっています。今から10話、11話と(これまでのように)仕事ベースで進んでいくところはあるんですが、また新たに恋愛模様が動いていて、それぞれが大人になっていく瞬間が垣間見えるので。航と日高泉美(比嘉)の関係もそうですし、光井倫久(ディーン)と泉美、有栖川遼(瀬戸利樹)と光井、あと古河杏奈(白石聖)と航の関係…いろんなところの人間模様が渦巻ていく回にもなります。『ペガサス・インク』と『ランタン・ホールディングス』と会社の関係性も変わっていくので、そこは楽しみにして見ていただけたらなと思います」と最終回を目前にした今の心境と、今後の見どころを語った。

ドラマのタイトルにちなみ、渡邊自身の“推し”は何かと聞かれると、「お酒です。先日クランクアップして浴びるように飲みました。今日も終わったらしこたま飲むんだろうな、と午前中にして思っています」と回答。ただ、これまでお酒の失敗はないそうで、「クリーンな俳優でやらせてもらってます」と言って会場を笑わせた。撮影も無事走り切り、休みの日も家でお酒を楽しんでいるそうで、「自分としてゆったりとなんとなく過ごす日常に、すごく喜びを感じています。こういう時間も大切だなと思いながら」とリラックスした表情を見せた。

また、自身が演じた残念すぎる王子様・航から影響を受けた部分については、「役を引きずるタイプみたいで、私生活がダメになってきました。航っていう役は、そこまで王子でもないというか。ふたを開けたらダメダメという設定でもあったと思うので、どんどん教養がなくなっていくというか。2~3カ月の撮影期間に部屋がめちゃめちゃ汚くなったんです。昨日部屋が奇麗になって、ようやく五十嵐航が抜けていったのかと、寂しくもあり、うれしくもあり…」と吐露した。

渡邊と同じ1993年生まれの多くの俳優が活躍しているが、「ライバルや刺激を受けた方は?」という質問には、「ライバルという感覚はあまりないんですけど、皆さんすごいな、というか、役者としての経験が豊富なので。その分僕はそこじゃない経験があり、また別の歩み方がそれぞれあると思っています。役者という仕事は得手不得手があると思うので、ライバルという意識はないんですけど」と言いながら、共演してみたい俳優に神木隆之介を指名。

「以前ドラマの時にスタジオでお会いすることが多くて、いろんなお話をさせていただきました。プライベートの時間というか、役者以外の時間を共有することが多かったので、『役者としての神木隆之介はどうなんでしょう』というのが純粋に気になります。25才まで仙台で古着屋として働いてきた男と、方や25年~27年役者として生きてきた男の感覚って現場で変わってくると思う。そういうところを学びじゃないですけど、純粋な興味として見てみたい。共演したいですね。同じ作品で愛を育みたいです」とラブコールを送った。

そんな渡邊だが、劇中に登場する王子様・ケント様に勝てる部分を聞かれると、「接客業は負けないと思います。営業とか向いているんじゃないかな」と明かしながら、記者からの「自身を営業するとしたら、売り文句は?」というリクエストには、「93年(生まれの俳優)で一番ロン毛が似合って、一番細い役者。多分、一番足が臭い。そういう役があれば、なんでもやりますので、と営業させていただきます」とアピールし、会場を沸かせた。

同フォトブックの見どころに関して「『推しの王子様』という作品は、キャストはもちろん、プロデューサー、監督、スタッフの皆さんの作品に対する愛がすごくあふれている、魅力ある現場なんです。ものすごく愛が深い現場です。それが、こういうフォトブックを出す経緯に至っているとも思います。個人的に一番見てほしいのは、オフショットも掲載されてはいるんですけど、プロデューサー、脚本家の皆さん、キャストの皆さんなど、いろんな方の僕に対するインタビューにはなっているんですけど、すごく愛の深さを知ることができるインタビューなんじゃないかな。僕だけじゃなくて、他の人へのコメントでもたぶんこれくらいの、熱い文がいただけるんじゃないかな、と思うので。そこがこのフォトブックの魅力です」と作品に対する熱い愛をにじませた。

そして最後に「僕だけじゃなく『推しの王子様』の作品に関わった人の愛が詰め込まれている1冊になるので、そこで見ていただいた方にも現場の空気感を少しでも感じていただけたら。皆さん待望のケント様の衣装を着ている渡邊圭祐も見られるので、ぜひ楽しんでいただきたいなと思っています」と得意の営業トークで、会見を締めくくった。

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