うまさに磨き、朝鮮の国産ビール 麦と米の配合によって7種類

朝鮮ビールの代表格「大同江ビール」が、このほど品質向上を実現し、さらに磨き抜かれたうまさでリリースされた。

朝鮮ビールの代表格「大同江ビール」(C)朝鮮新報

大同江ビールは、国産の麦とホップを原料につくられるラガービール。2002年の登場以来、国内のビール業界をリードし続けてきた。クセのない苦みと清廉な味わい、すっきりとしたのど越しで、国内のみならずヨーロッパなど諸外国からの輸出ニーズも高い。

平壌(ピョンヤン)市郊外に位置する大同江ビール工場では現在、麦と米の配合比率などによって1番から7番まで7種のビールを提供している。フラッグシップ商品は2番で、配合比率は7(麦)対3(米)。最もバランスが良いとされる。平壌市内のビアホールで生ビールを提供しているほか、販売形態は瓶ビール、330と500ミリリットル缶がある。

大同江ビールは国内で「最高品質」として知られるが、工場では、これまで輸入に依存してきたホップエキスの製造工程を国産化した。これにより原価は従来の4分の1におさえながらもホップの味と香りが際立つよりおいしいビールに改良された。

ビール製造工程の一部(C)朝鮮新報

朝鮮労働党第8回大会(今年1月)では、国家経済発展5カ年計画が示されたが、大同江ビール工場では5カ年計画の初年度の課題として複数の技術革新に取り組んでいる。課題をクリアすればよりいっそうの品質向上が期待できるという。

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