【Tリーグ】KM東京と岡山リベッツが白星スタート!

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9月9日に開幕した4季目の卓球「ノジマTリーグ2021-2022シーズン」が連日熱戦を繰り広げている。

今季の男子チームは、昨季プレーオフファイナル初優勝の琉球アスティーダをはじめ、木下マイスター東京、岡山リベッツ、T.T彩たまの4チーム。

一方、女子は新たに1チームが加わり、3連覇中の日本生命レッドエルフ、木下アビエル神奈川、日本ペイントマレッツ、トップ名古屋おとめピンポンズ、新規参入の九州アスティーダという5チームが揃った。

チーム数が増えた女子には、レギュラーシーズン2位と3位のチームがプレーオフファイナル(2022年3月13日)進出をかけて戦う「セミファイナル」(2022年3月4日)も新設された。

ベテラン大島がKM東京の初戦白星に貢献

東京オリンピックで活躍した日本代表選手が欠場で、やや寂しい開幕戦という声もあった中、実際に会場へ足を運ぶと白熱した試合の連続だ。

何しろ9月28日から始まるアジア選手権ドーハ大会や11月23日に開幕を控えた世界卓球2021ヒューストンの日本代表選手らがハイレベルな戦いを披露しているのだ。

まず初日の9日は2連覇を目指す男子の琉球アスティーダと王座奪還を狙う木下マイスター東京が対戦し、木下マイスター東京が白星スタート。

ビクトリーマッチにもつれ込んだ大接戦はチーム最年長(27歳)の大島祐哉が気を吐き、東京オリンピックのリザーブで世界卓球2021ヒューストン日本代表にも決まった宇田幸矢を退けた。

第4マッチでもアジア選手権代表の木造勇人に3-1で勝利し2点を稼いだ大島は、「ここまで来るのはなかなか難しかった。1年半前には怪我もしましたし、いろんな苦しい思いをしてきたので、今日2点取れて本当に良かった」と涙。

2019年11月に背中の手術を受け、コートから遠ざかった時期もあった大島。練習に復帰後はコロナ禍で年下のチームメートたちの士気を高めることにも心を砕いた。

近年は若手の台頭が著しく渡り合っていくのは容易ではないが、「どんな相手でも負けたくないし勝つチャンスはあると思う。彼らよりも少し経験をさせていただいているので1点、2点、流れを変えていきながら何とか勝っていきたい」とも話した。

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木下マイスター東京 大島祐哉 Photo:Itaru Chiba

新キャプテン森薗は白星スタートに安堵

現在、休養中の吉村真晴が戦線に復帰すれば、開幕初戦の大敗後に連勝街道を突き進んだ昨シーズンの再現もあるだろう。

ディフェンディングチャンピオンの琉球アスティーダは木下マイスター東京に惜敗し開幕白星を逃したものの、今シーズンも優勝を狙える位置にいるのは間違いない。

開幕戦3日目の11日に初戦を戦ったのは岡山リベッツとT.T彩たま。こちらもビクトリーマッチの決着となり、岡山リベッツがマッチカウント3-2で勝利した。

ビクトリーマッチを制した 吉村和弘 写真:T.LEAGUE/アフロスポーツ

今シーズンは東京オリンピック男子団体銅メダルの丹羽孝希とリーグ発足以来キャプテンを務めてきた上田仁がT.T彩たまへ移籍。新キャプテンとしてチームを引っ張る森薗政崇は世界卓球2021ヒューストンの日本代表にもなった。

主軸を欠いて臨む新シーズン。キャプテン森薗は初戦に向け監督やチームメートと相談しオーダーを詰めたといい、「唯一の勝ち筋のダブルス、シングルス1点、そしてビクトリーマッチの(吉村)和弘と、本当に薄いところを引けた」と話し、まずは1勝を挙げてホッとした様子だった。

他方、T.T彩たまは初戦の結果を踏まえ立て直しを図ることになる。丹羽や上田、神巧也など役者は揃っている。18日に大分で行われる次戦のオーダーに注目したい。

(文=高樹ミナ)