杭州2020の開会式と閉会式、 そして会場である杭州オリンピックスポーツセンタースタジアム（巨大なハス）
AsiaNet 91559 （2093）
【杭州（中国）2021年9月10日新華社＝共同通信JBN】第19回アジア競技大会（アジア大会）の開催都市である杭州は9月10日の夜、さまざまな期待に焦点を当て、残り1年のカウントダウンイベントを開催した。このイベントでは杭州アジア大会のトーチと公式スポーツユニフォームのデザインが初めて公開され、世界に向けて招待状を送る。
杭州は6年前、北京と広州に続いて中国3番目のアジア大会開催都市になった。アジア大会はアジア全域のスポーツの祝祭として単なるスポーツ大会ではなく、都市の文明に関する考え方、一般からの参加、ハイテクの成果と国際的なイメージなども凝縮して示される。
杭州アジア大会はその全体的な位置付けを「新しい時代、素晴らしいアジア大会」とし、環境に配慮し、スマートでエコロジーな倫理的イベントを開催することをコンセプトに、COVID-19の影響を克服し、全ての準備作業が着実に進んでいる。
今年は杭州アジア大会の準備において極めて重要である。同大会は杭州と省内の共同開催都市に55の競技会場、5つのアジア大会選手村と予備の選手村を擁する。
現在、42の競技会場が完成し、競技機能に関する許可作業が実施されている。全ての会場は2021年末前までに引き渡され、試用運用に入ると予想されている。今年の3月には、早くもスポーツエントリーの第一段階が完了した。45の国と地域からの参加に加え、今回はオセアニア諸国（地域）が初参加してアジア大会の61種目すべてが行われる。
アジアオリンピック評議会（OCA）会長のアハマド王子は2020年12月6日のOCA評議会第39回総会で、「杭州アジア大会に向けての準備は、多くの見どころと共に素晴らしく進展している」と述べて杭州アジア大会の準備作業を高く評価した。
このOCA総会におけるもう1つの目覚ましい成果としては、eスポーツとブレークダンスが杭州アジア大会の正式競技になると発表されたことである。現在のところ、杭州アジア大会では40競技・61種目が行われる予定。アジア大会にeスポーツが正式に加わることは、杭州アジア大会のイノベーションと包括性の大きな特徴、そしてハイライトになっている。
「インテリジェンス」という言葉が、杭州アジア大会の準備作業の中で頻繁に使われた。「スマートな」アジア大会を創出することは、国内外のあらゆる立場の人々にとって焦点になっている。杭州アジア大会組織委員会は原動力としてデジタル化改革を採用し、「スマートなアジア大会」実現を促進するために、浙江省と杭州におけるデジタル経済の利点を利用する。アジア大会のシナリオと最新テクノロジーの深い統合は組織作業、参加行為、大会の観戦に適用されている。アジアのアスリートとゲストはスマートシティーのインテリジェンスと未来都市の魅力を感じることができる。
2022年第19回杭州アジア大会組織委員会（The 19th Asian Games Hangzhou 2022 Organising Committee）の副秘書長で杭州市副市長の陳衛強（Chen Weiqiang）氏によると、例えば、インテリジェント会場の分野では、杭州オリンピックスポーツセンタースタジアム「Big Lotus（巨大なハス）」は中国で多くの賞を受賞した。テニスセンターの「Little Lotus（小さなハス）」は世界をリードする技術を使い、天候に応じて回転、あるいは閉じることもできる。
陳副秘書長は「大会の成功と杭州市の向上を確実なものにするため、われわれのスタジアム建設は大会中の運用と大会後の使用を常に組み合わせて考えている。これは大会のニーズに応えるためばかりではなく、市と人々に大会のレガシーを残すことがより重要だからだ」と述べた。同事務局次長によると、杭州は大会後も会場の使用を増やし、全ての人のためにスポーツを促進し、アジア大会を市のブランドにし、さらに多くの人が杭州を訪れて浙江省を知り、世界が杭州の文化遺産とイノベーションの活力を感じてほしい。
アジア大会の準備作業は、スポーツサービス、スマートシティー開発、ブランディングの共同的取り組みとして継続する。また、中国様式の最高のスポーツ文化のイベント、浙江省の魅力と杭州の味わいを創出する取り組みも行われ、それによって杭州アジア大会は2022年に感銘を世界に届けるだろう。
ソース：The 19th Asian Games Hangzhou 2022 Organising Committee
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（画像説明：杭州2020の開会式と閉会式、そしてアスリートが競う会場である杭州オリンピックスポーツセンタースタジアム（巨大なハス））
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（画像説明：ジャカルタ・アジア大会の閉会式で杭州が旗を受け取り、アジア大会は正式に「杭州時間」に入った）
