ヤマメを狙う2人組 経営者にケガさせ逃走「もうしません」 広島・安芸太田町

広島県安芸太田町の釣り堀の養殖池でヤマメを盗もうとした2人組の男が経営者の男性にケガをさせる事件がありました。2人は現在も逃走中で、警察が行方を追っています。

釣り堀を経営する男性が異変に気づいたのは12日午前1時ごろのこと。近くの家で窓を開けて寝ていたところ、足音に気づき様子を見に行ったといいます。そこで目にしたのはウェットスーツに身を包んだ2人組の男。釣り堀の養殖池からヤマメの稚魚を盗もうとしていました。男性が止めに入ったところもみ合いになり、2人は男性の背中に乗っかるなどして手首に擦り傷を負わせました。2人は「もうしません、もうしません」と繰り返しながら山道を下って行ったそうです。

釣り堀は半世紀近く続いていて、経営者の男性は「大事に育てたヤマメを狙われるのは腹が立つ。逃げ切ろうと思わず、自首してほしい」と話しています。

警察によりますと2人はいずれも40~60代とみられ、1人は身長165~170cmくらいの小太り体形。もう1人は175~180cmくらいのがっちりした体形だったということです。

警察は付近の防犯カメラを捜査するなどして男2人の行方を追っています。

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