ロマチェンコとの再戦拒否か…4団体統一王者テオフィモ・ロペスが階級変更を示唆

ロペスとの再戦を狙うロマチェンコだが…(東スポWeb)

ボクシング世界ライト級4団体統一王者のテオフィモ・ロペス(24=米国)が、まさかの敵前逃亡か。

ロペスといえば昨年10月に元3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と同級4団体統一戦を行い、判定で勝利。2008年北京、12年ロンドンと五輪2連覇を果たした〝ハイテク〟の異名を取る最強の相手を下しての同級4団体統一で、世界中に衝撃を与えた。

それ以降はロマチェンコの標的とされ、今年6月に中谷正義(帝拳)との復帰戦に勝利したロマチェンコから改めて対戦要求を受けていた。この時は会場を訪れていたロペス陣営のロペス・シニアが承諾する姿勢を見せ、再戦は既定路線と思われていた。

だが、米メディア「ボクシングシーン・コム」は、10月4日に米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデンのフルシアターでIBF同級1位ジョージ・カンボソス・ジュニア(オーストラリア)戦を控えるロペスは「『再びロマチェンコと戦うことに意味はない。私は135ポンド(ライト級)で全てをやり遂げた。神のおぼしめしで140ポンド(スーパーライト級)に上げて、続けるだけだ』と語っている。標的は同じトップランクがプロモートしているスーパーライト級の4団体統一王者のジョシュ・テイラー(英国)だろう」と伝えている。

4団体統一王者同士の対戦もファンの興味をそそるが、ロマチェンコとの再戦は本当に流れてしまうのか。

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