八代英輝氏「謝罪になってない!」と再炎上 それでもTBSが “重用” するワケ

国際弁護士・八代英輝氏

国際弁護士の八代英輝氏(57)の謝罪コメントが物議を醸している。

八代氏はTBS系情報番組「ひるおび!」に10日、生出演。その際に日本共産党について「まだ暴力的な革命っていうものを、党の要綱として廃止してません」など事実に基づかない発言し、同党をはじめ視聴者から批判を浴びていた。

この発言をめぐり、同日中に同局が謝罪、訂正をするも、ネットで炎上する事態は続いていた。そして、13日の生放送に八代氏が再び出演し「先週の私の発言についてですが、私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした。日本共産党はそれをたびたび否定していることも合わせて申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」と回りくどく謝罪。さらに「テレビで発言する者として今後はより正確に、バランスに配慮し、言葉に責任を持っていきたいと思います」とこわばった面持ちで述べた。

だが、これが謝罪になっていないのではないかと紛糾。逆に火に油を注ぐ事態になり「ひるおび打ち切れ」というハッシュタグがツイッターでトレンド入りしてしまった。

共産党の志位和夫委員長も「コメンテーターの発言は『暴力的な革命を党の要綱として廃止していない』という虚偽発言への撤回・謝罪になっていない」とツイート。同党の広報部長が、同局担当者に「謝罪と訂正をさせるべき」と申し入れをしたことも明らかにした。

実は、八代氏が炎上によってトレンド入りしたのはこの日が初めてではない。2019年にも同番組内で「ハンギョレ新聞と中央日報と朝日新聞、反日三羽烏がらすみたいなもの」と発言し、大炎上したことがあるのだ。

「その時もツイッターのトレンド1位になりました。いつもバランス感覚のある冷静なコメントをするので、ギャップが激しいんですよ。ただ、局上層部からは相当信頼されている。例えば、恵俊彰が夏休みのときに代わりにMCを任せているのがそのあかし。文化人コメンテーターで番組を裁ける人はなかなかいませんからね」(TBS関係者)

今後、どう展開するのだろうか。

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