プレジャーボートと貨物船が衝突事故 黒島沖で1人死亡 1人不明 貨物船航海士を逮捕

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貨物船と衝突し、転覆したプレジャーボート(佐世保海上保安部提供)

 12日午前3時半ごろ、長崎県佐世保市黒島の南約3キロの沖合で、貨物船「21盛山丸」(498トン)とプレジャーボート「久美Ⅹ世」が衝突し、プレジャーボートが転覆した。同船に乗っていた男性3人のうち、1人が死亡、1人が行方不明、1人がけがを負った。佐世保海上保安部は13日、航行上の注意義務を怠り死傷者を出したなどとして、貨物船を操舵(そうだ)していた2等航海士(53)=宮崎県=を業務上過失致死傷と業務上過失往来危険の疑いで逮捕した。
 同保安部によると、貨物船は愛媛県の渡部港湾海運所有で5人乗り組み。同船から「小型船らしきものにぶつかったかもしれない」との通報を受けた同保安部が現場海域を捜索。プレジャーボートに乗っていた大村市の男性(68)を海上で発見したが、死亡が確認された。死因は溺死。男性の孫の男の子(12)は近くを通り掛かった船に救助された。頭部を打撲していたが、命に別状はないという。船長(71)=大村市=は行方不明で、同保安部が捜索を続けている。
 貨物船は那覇港から博多港に向け航行中。船長ら3人は釣り目的だったという。貨物船の船首とプレジャーボートの側面がぶつかったとみられ、同保安部が原因を調べている。
 運輸安全委員会は13日、船舶事故調査官を現地に派遣した。

プレジャーボートと衝突した貨物船「21盛山丸」(佐世保海上保安部提供)