欧州や南米が反対の「2年ごとのW杯」。北中米協会が賛成の意向

先日から大きな話題になっているワールドカップの改革プラン。

FIFAの国際開発チーフディレクターを務めているアーセン・ヴェンゲル氏は、現在は意味が乏しい大会が多すぎるとしてコンペティションの整理を計画している。

さらにワールドカップを2年ごと、EUROやコパ・アメリカなど大陸選手権を2年ごとに開催するというのが新しいプロジェクトの内容だ。

ただ、それに関してはUEFA(ヨーロッパ)とCOMMEBOL(南米)が反対の意思を示していると伝えられており、まだ内容については検討段階にある。

しかし今回、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)は公式に声明を発表し、新たなインターナショナルマッチカレンダーのプランを「オープンマインド」で考えていると明かした。

CONCACAFの分析によれば、このプランは「インターナショナルマッチウィークや選手の移動が減り、フレンドリーマッチが公式戦に置き換わり、よりバランスが取れた構造になる」とのことで、さらに「世界的なサッカー開発にメリットがある」と認識しているという。

CONCACAFはまだこれらのスケジュールがどのような影響を与えるのか調査中であるとのことだが、ヴェンゲル氏の持つビジョンには前向きな印象を持っていると宣言した。

【写真】”2年ごとのW杯”実現へ…ヴェンゲルが「とんでもないアドバイザー連合」招集

現在のインターナショナルマッチスケジュールは2024年に終了し、その後に新しいプロジェクトでスタートする。果たしてその時、どのような形になっているのだろうか。

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