トレジャーデータ、Beyond Marketingでコンタクトセンターや営業向け新製品

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トレジャーデータは9月14日、これまでのマーケティング領域に加え、新たに法人営業の向けのCDP(カスタマーデータプラットフォーム)として「Treasure Data CDP for Sales」、コンタクトセンター・コールセンター向けのCDP「Treasure Data CDP for Contact Center」を発表、提供を開始した。

創業メンバーの一人で、今年の6月に米トレジャーデータの新CEO(最高経営責任者)に就任した太田一樹氏は、「これまではマーケティング領域でデータをどう活用するかを考えていたが、今後はBeyond Marketing(マーケティングを超えた領域でも活用されるCDP)というコンセプトで製品を開発していく」と述べた。

「Treasure Data CDP for Sales(以下CDP for Sales)」は、企業における法人営業部門の強化を図るためのデータプラットフォーム。

トレジャーデータ 戦略・社長室担当執行役員 大津留博文氏は「マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスの部署は、マーケティングオートメーション(MA)、営業管理ツール(SFA)、顧客管理ツール(CRM)などのツールを活用しているが、データがサイロ化している。それを解決しないといけない」と、CDP for Salesを提供する背景を説明した。

同社では、CDP for Salesにより、MA、SFA、CRM、IoT機器のデータなど、さまざまな種類のデータを自動で収集・統合でき、横断した顧客基盤を設けることができる。そして、プラットフォーム上に統合されたデータに機械学習を適用することにより、顧客企業や担当者から受注する確度、離反する確度を予測することが可能としている。

一方、「Treasure Data CDP for Contact Center(以下CDP for Contact Center)」は、コンタクトセンター向けデータプラットフォーム。

同社はWebやアプリ等の最新の行動ログを含む顧客データの連携、特定のルールの適用、機械学習による顧客のLTVや解約率の予測、レコメンデーションや次の最適な行動の予測、自然言語処理によるVOC(顧客の声)の分析を「CDP for Contact Center」が担い、そのデータをコンタクトセンター・コールセンターソリューションにリアルタイムで連携させることで、サポート部門は顧客体験に関するさまざまなインサイト (CXM インサイト)が得られるとしている。

大津留氏は、「顧客は電話がつながらない、前回の対応が引き継がれていないなどのカスタマーサポートに対する不満があり、今後はコンタクセンターの対応データだけでなく、購買、EC、どの広告に反応したかといったデータを統合し、どういった顧客なのかを把握したうえで対応する、攻めのコンタクトセンターにする必要がある」と語った。

トレジャーデータ 代表取締役社長 三浦喬氏は、今後の戦略として、Beyond Marketingによるマーケティング領域以外のCDPの活用を推進するほか、国内だけでなく、アジアパシフィック市場への展開を進めていくとした。また、これまでの大手企業だけでなく、SMB市場もターゲットにしていくという。そのために、パートナーも強化していくという。

三浦氏は、Beyond Marketingに向けては、今回の2製品以外にも4製品ほどがロードマップに入っており、早ければ年内、遅くとも年度内には発表するとした。そして、それらを含めて、Beyond Marketing領域で、3年で100社に導入することを目指すという。