2年ごとのW杯開催プランを北中米サッカー連盟が支持 反対派の欧州、南米と対立必至か

アーセン・ベンゲル氏(ロイター)

W杯を4年に1度から2年ごとに開催するプランについて、北中米・カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)は賛同する声明を発表したと、英「スカイスポーツ」が伝えている。

国際サッカー連盟(FIFA)の国際開発チーフディレクターを務めているアーセン・ベンゲル氏はW杯について、2年に1度の隔年開催を提唱すると、ジャンニ・インファンティーノ会長が支持。さらに元日本代表MF本田圭佑(35)も後押している一方、欧州サッカー連盟(UEFA)はボイコットを示唆するなど、猛反発し、南米サッカー連盟(CONMEBOL)も反対する声明を出している。

そんな中、同メディアによると、CONCACAFは公式ホームページでW杯の改革プランについて「私たちは、これらの提案を、オープンマインドで、積極的に関与する方針で建設的に検討し続けます」とし「当面の焦点は独自の地域にありますが、私たちはグローバルなサッカーファミリーの一員であることの重要性も信じており、世界中のサッカー関係者の意見に耳を傾けます」とし、賛成する意向を発表したという。

同メディアは「英国内での世論調査では、3分の2が2年ごとのW杯開催に反対している。調査対象の1000人のファンの40%が強く反対し、さらに24%がやや反対だった。わずか21%が支持し、そのうち8%だけが強く賛成した」と報じているが、世界中で賛否両論があるだけに波紋を広げるのは間違いなさそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社