世界文化賞国際顧問の安倍前首相が映画「ゴッドファーザー」のコッポラ監督を回顧

安倍晋三前首相(東スポWeb)

優れた芸術の世界的な創造者たちを顕彰する「第32回 高松宮殿下記念世界文化賞」の受賞者発表会見が13日、都内で行われ、同賞の国際顧問を務める安倍晋三前首相(66)が出席した。

同賞は、1988年に日本美術協会の設立100年を記念し、前総裁・高松宮殿下の「世界の文化芸術の普及向上に広く寄与したい」というご遺志を継ぎ、創設された。

アジア推薦委員会委員長の国際顧問は、中曽根康弘元首相が1994年から2018年末まで務めた後、名誉顧問となり、2019年に逝去。

その後任となった安倍前首相は「昭和から平成を通じ、大変なご貢献をされた中曽根元総理の後を引き継ぎ、伝統と歴史あるこの賞に関わることのできる栄誉をいただいたことを大変光栄に存じる」などとあいさつ。

続けて「中曽根総理は『政治は文化に奉仕する』という信念のもとに、誰よりも文化、芸術の力を信奉した政治家だった」「私も文化、芸術の底知れぬ力を確信する1人」と語った。

2013年の同賞授賞式後に行われた祝宴には、安倍前首相も出席。「今でも鮮明に記憶に刻まれている。あの『ゴッドファーザー』を生み出したフランシス・フォード・コッポラ監督も受賞者の1人として出席しておられた」などと振り返った。

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