沖縄ミカン狩りもうすぐ!8種類の収穫体験、10月から 本部・伊豆味で案内所始動

 沖縄県本部町伊豆味のみかんの里総合案内所が3日、10月からの秋の味覚、ミカン狩りに備えて準備を始めた。毎年10月から来年2月末日までみかんの里総合案内所が開設される。時期によって温州ミカンをはじめ、沖縄固有のカーブチー、いずみ紅、タンカンなど7~8種類のミカン狩りが農家のみかん園で楽しく体験できる。

 同案内所は、農業生産法人「伊豆味みかん生産組合」(嵩原安彦組合長)が本部町から指定管理委託を受けて運営する。ミカン生産農家は以前は約50軒あったが現在は10軒に減っている。

 同組合の役員改正があり8月31日には29年間、会長を務めた饒平名知春さん(75)が勇退した。新会長に嵩原安彦さん(78)が就任した。饒平名さんは「ミカン狩りは最初の頃、案内所がなく沿道で販売案内して始まった。案内所ができて内容が充実した。長い間、県内外からミカン狩りに来町される人たちに感謝している」と礼を述べた。

 問い合わせはみかんの里総合案内所(電話)0980(47)2889(年中無休)。

 (上間宏通信員)

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