ブレークスルー感染か、高齢者施設でクラスター 青森県内14日、新規49人

© 株式会社東奥日報社

 青森県は14日、県内で新たに49人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。弘前保健所管内の入所型高齢者施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生。県は接種完了後に感染する「ブレークスルー感染」が起きたとみている。新たに中等症患者2人が重症となり、重症者は9人に増え過去最多となった。重症者向け病床31床に対する使用率は29%で前日より6.4ポイント上昇、国の指標でステージ3(感染急増、20%以上)の段階が続いている。感染経路不明は11人。

 弘前保健所管内のクラスターは、50~80代以上女性4人の感染が新たに分かり、すでに公表されている20代女性、40代男性を含めた計6人の利用者・職員を認定した。10人が検査済みで、今後施設の利用者・職員ら約60人を検査する。

 県によると、この施設では5月ごろに新型コロナウイルスワクチンの接種がほぼ完了していた。クラスターの感染者6人も2回接種を終えている。高齢者施設のクラスター発生が発表されたのは6月4日以来。

 また、既存のクラスター6件で関連を含む感染が拡大。このうち、8月19日公表の三戸地方保健所管内の葬祭クラスターで新たに同管内の60代男性の感染が分かった。この男性は検査で一度陰性になり、陽性者と接触してから2週間の健康観察期間を終了していた。

 重症者となった2人は、居住地や性別、年代は明らかになっていない。中等症は14人。入院者数は前日比3人減の112人となった。病床使用率は34.6%で前日から0.9ポイント下がった。人口10万人当たりの1週間の新規感染者数は、東奥日報試算で28.25人で、国の指標では引き続きステージ4(爆発的感染拡大、25人以上)相当に該当するものの、4日連続で30人を下回った。