中日大爆発! 11安打10点で今季初5連勝 与田監督「何がきっかけとか簡単なものではない」

今季も終盤に調子を上げてきた中日・与田監督(中)

中日が14日の広島戦(バンテリン)で10―1と大勝し、今季初の5連勝を飾った。打線が11安打と爆発すれば、先発の松葉が6回4安打1失点の好投で4勝目をマーク。以下は与田剛監督(55)の主な一問一答。

――打線が相手先発の森下を攻略した

与田監督 これまでずっと策を練ってきて、やっとそれが形になった。選手たちもスコアラーやコーチとともに粘り強く、しつこく、やられても次にはやっつけようと、やってきた。

――京田が13試合連続安打となる4安打と絶好調

与田監督 スイングの力強さであったり、見ていても動きにすごく安心感が出てきた。空振りをしても見逃したとしても、とにかく次にやってくれるんじゃないかと。

――打線の調子が上向いたきっかけは

与田監督 何がきっかけとか、簡単なものではない。うまくいかなくてもキャンプであったり、春先、二軍、全てのものがつながってくると思う。この考え方、この動きで急によくなった、ということではないのでは。

――堂上は途中出場で2安打5打点

与田監督 今日は全体的にベンチの控え選手が途中から出て、いい形で活躍してくれた。

――昨年もチームは9、10月は好調だったが、その要因は

与田監督 これは選手の頑張りで、勝たせられないのは僕の責任。勝てるときというのは選手が一生懸命、コーチとともにやっていることが結果になっている。単純なきっかけではないと思うが、選手のあきらめない姿勢というものが、うまくこういう形になっているのでは。当然、結果が出なければいろんなことを言われるが、結果が出ないときにどれだけ辛抱して我慢してやれたか。それは私を含めてになる。

――松葉が好投

与田監督 立ち上がりがすごく安定しているので、打撃のリズムが作りやすい。守る時間も短くなっているし、そういうリズムを作るのが非常にうまい。

――終盤に点差が開いたが、ルーキーの森博人の登板は

与田監督 今、一軍にいるメンバーはすべて戦力として(考えている)。あとはタイミングだけ。

――明日15日に笠原が今季初登板初先発

与田監督 緊張、プレッシャー、いろんなものがついて回ると思うが、とにかく思い切って投げてほしい。今、打線の状態がいいので1、2点取られることを怖がらずに投げてほしい。

© 株式会社東京スポーツ新聞社