【15日の天気】台風14号 西日本で非常に激しい雷雨 土砂災害などに警戒 温帯低気圧後も影響続く

 きょう15日(水)は、台風と前線の影響で太平洋側を中心に雨が降る。西日本では雷を伴って非常に激しく雨が降る所もありそうだ。
 台風14号は、17日に温帯低気圧に変わる予想。その後、前線と一体化し、広い範囲で荒れた天気となるおそれがある。油断せず、情報の確認が必要だ。

太平洋側で雨 西日本は非常に激しく降る所も

 秋雨前線や台風14号から湿った空気が流れ込む影響で、きょう15日(水)は太平洋側を中心に雨が降る。西日本では、前線に近い九州や山の南東側で、雷を伴って非常に激しく降るおそれがある。土砂災害や河川の増水・氾濫に注意・警戒が必要だ。
 前線や台風から遠い東北から関東甲信でも、山沿いを中心に雨の降る所がありそうだ。

気温乱高下 西日本で真夏日一歩手前の暑さ

 気温は西日本で、雨が降っていたきのうより大幅に上がる。大阪では、7℃高くなって29℃の予想。ただ、それでも平年よりも低い予想となっている。日ごとの気温変化が大きいので、体調管理に注意したい。

台風14号 温帯低気圧化しても影響あり

 今後、台風14号は日本海へ進み、17日には温帯低気圧に変わる見込み。その後、日本付近に停滞している秋雨前線と一体化する。土曜日にかけて広い範囲で荒れた天気になりそうだ。油断せずに情報の確認を続けてほしい。

衣替えは待って 来週は関東でも真夏日

 関東では金曜にかけて半袖一枚では肌寒い気温が続く見込みだ。しかし、日曜日頃から東北から沖縄で日差しと共に気温が上がり、再び30℃以上の真夏日にある所がある見込み。

13日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 気象庁では、おととい13日(月)に早期天候情報を発表し、健康管理や農作物の管理に注意を呼びかけている。
 ひぐらしの鳴き声など、季節の進みを感じることが多くなったが、本格的な衣替えはもう少し待った方が良さそうだ。

<15日の予想最高気温(前日差)>
札幌  21℃(±0℃)9月下旬並み
仙台  24℃(+2℃)平年並み
新潟  26℃(±0℃)平年並み
東京  26℃(±0℃)9月下旬並み
名古屋 28℃(+3℃)平年並み
大阪  29℃(+7℃)平年並み
福岡  29℃(+5℃)平年並み
那覇  31℃(-1℃)平年並み

(気象予報士・森戸美唯)

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