UVでウイルス不活性化 弘前の企業が卓上型清浄機販売  

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デモンストレーションを行う高松社長(左)=14日、弘前市役所

 青森県弘前市の医療系機器開発会社マトリクスは14日、新型コロナウイルスの空気感染リスクを下げる卓上型空気清浄機「シクローネ2」を公開した。テーブルの中央に置くことで、アクリル板の代わりに対面の空間を仕切る効果も得られる。15日から販売する。
 幅20センチ、高さ12.5センチ、厚さ5センチで、ボックスティッシュほどの大きさ。呼気や空気中を浮遊する微粒子(エアロゾル)をファンで取り込み、紫外線(UV)ランプでウイルスを不活性化。同時に風速10メートルの空気を天井に向かって放出し、幅80センチ、高さ1.5メートルのエアーカーテンをつくる。
 八戸高専(八戸市)の研究では、最大1分間で、呼気の42倍の324リットルを処理できる。同社によると、最大3畳の広さに対応する。
 マトリクスは3月、黒石市のモーター製造会社や平川市の電気機器製造会社と協力し「シクローネ」を開発した。UVを照射しコロナウイルスを減らす卓上型空気清浄機は全国初という。
 青森県内外の飲食店や医療機関などに約200台を販売。課題だった動作音を低減するため、風量調整ができるダイヤルを付けた。
 14日、弘前市役所でデモンストレーションを行った高松輝賢社長(49)は「空気感染の対策には最適だ。変異株の出現で広がる不安を減らしたい」と話した。
 1台3万9000円(税別)。連絡先は同社050(5213)1726。

卓上型空気清浄機「シクローネ2」