神奈川県鎌倉市のふるさと納税の返礼品に湘南モノレールグッズ 「営業車両方向板セット」など

ふるさと納税で提供される「方向板セット」(左)と駅長体験(右)=イメージ=

鉄道と沿線地域の共存共栄も多種多彩ーー。神奈川県鎌倉市は、ふるさと納税の返礼品に湘南モノレールのグッズを用意。鉄道ファン、モノレールファンに話題を呼んでいる。

2021年7月2日、全線開通50周年を迎えた湘南モノレールを地域振興に活用。鎌倉市のふるさと納税返礼品では、2016年10月から5000系プラレールセットなど湘南モノレールグッズが提供されるが、2021年9月からは新しく3種類が加わり、バラエティーが一段と豊かになった。

今回、返礼品として追加されたのは、「現行営業車両5000系方向板セット2枚」、「駅長体験」、「オリジナルヘッドマーク装着・運行」で、単なるグッズでなく、体験型サービスをメニュー化したのが特徴だ。このうち方向板は、実際に装着して営業運行中の写真や50周年記念クリアファイルをセットする。

駅長体験は、子どもたちに人気の〝お仕事体験〟の一つ。湘南モノレール大船駅で制服制帽を着用して駅構内放送を体験し、駅業務を学ぶ。「絵本モノレールのたび」などのお土産が付く。

ヘッドマーク装着・運行は、ふるさと納税者がデザインしたヘッドマークを車両前面に掲出し、10日間営業運転する。期間終了後は、マークを進呈する。

方向板2枚セットは納税額15万円以上で、熱心なファン向け。それぞれの返礼品は提供人数や期間が限定されている。

画像:湘南モノレール
記事:上里夏生

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