パナソニック・ジョルダンら3社、顔認証による乗車実証実験に鉄道を追加

パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、9月15日より山万ユーカリが丘線とコミュニティバスの複数の交通サービスにおいて、顔認証乗車実証実験を開始すると発表した。9月13日付のプレスリリースで明かしている。

今回の実証実験は、山万株式会社(以下、山万)とパナソニックグループのコネクティッドソリューションズ社(以下、CNS社)、ジョルダン株式会社(以下、ジョルダン)の3社で行う。パナソニックの顔認証技術とジョルダンの決済・チケット管理システム「JorudanStyle3.1」を組み合わせる。これにより、非接触・非対面での本人確認とチケット確認、乗車管理を行い、シームレスな乗車を利用者の顔一つで実現する。

3社は、2021年5月10日より、バスでの顔認証乗車によるシステムの実証実験を開始している。今回新たに鉄道でのサービスを追加することで、利用者のニーズに対応した効率的で良好な交通環境(マルチモーダル交通体系)の提供を行う。

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また、鉄道駅には、CNS社が開発した業界初となるフラッパーレスでポール型の新デザインを採用した顔認証ポールを各駅の改札に設置する。同ポールにより通行者の本人確認を行い、ジョルダンの決済・チケット管理システムでチケット情報確認を即時に実施し通行を管理する。なお、3社は、新しい公共交通スタイルの可能性、利用者の利便性、実用性、街のサービスとしての在り方の検討と構築の実証を通じて取り組むと述べている。

(出典:パナソニック 公式Webサイトより)

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