音楽聴きまろやか「おいしい味奏」発売 山本味噌醸造場

上越市中央1の山本味噌醸造場はこのほど、約100日間音楽を聴かせて醸造したみそ「音で育てたおいしい味奏」を発売した。水中音響機器を手掛けるウエタックス(同市岩木)、信州大、上越市との産学官連携プロジェクト商品。

約100日間音楽を聴き、まろやかな味になった

 みそや日本酒の仕込み蔵内にクラシック音楽やロックミュージックを響かせている醸造元は全国に複数あり、音楽による振動や周波数などが発酵の際、微生物に好影響を与えると考えられている。

 山本味噌では直接みそに音楽を聴かせたいと、ウエタックスのスピーカーを仕込みおけの中に入れ、24時間、約100日間にわたり上越にゆかりのあるアーティストの楽曲を聴かせた。山本幹雄専務は「低周波、高周波のバランスが良い音楽を聴かせたことで、発酵が早く進み、味がまろやかになり、豊かな香りとこくのあるみそに変化した」と話す。

 500グラム入りで972円(税込み)。初回販売分は約300個。上越市内の販売場所は本店とエルマール店。

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