来年秋 長崎ルート暫定開業へ 10月、県民限定シンポ開催 諫早

 2022年秋の九州新幹線長崎ルート暫定開業への県民の機運を高めようと、県などは10月9日午後2時から、諫早市宇都町の諫早文化会館で開業シンポジウムを開催する。講演や、本県出身のタレント、長濱ねるさんらを交えたパネルディスカッションを通じ、開業後を見据えた地域の取り組みなどについて考える機会にしてもらう。参加は県民限定で無料だが、事前申し込みが必要。
 北陸新幹線による金沢誘客に向け、金沢市内のホテル関係者らでプロジェクトチームを立ち上げた庄田正一氏(金沢ニューグランドホテル社長)が講演。パネルディスカッションでは庄田氏や、九州新幹線鹿児島ルートの開業効果調査にも携わった元九州経済調査協会次長で富山国際大准教授の大谷友男氏、まちづくりなどに携わる本県の関係者、長濱さんの計5人が意見交換。長濱さんには、東京から見た本県の魅力などを語ってもらう。長濱さんのトークショーもある。
 県新幹線対策課は「先行事例の紹介や専門的な話を交えながら、開業後も見据え、県民として地域活性化にどう取り組んでいくかを考える機会にしてほしい」と呼び掛けている。
 申し込みはQRコードからのアクセスか、ファクス(095.895.2545)で9月27日まで。定員(約500人)に達し次第、締め切る。小学生以下は保護者の申し込みも必要。問い合わせは同課(電095.895.2066)。

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