電力使わずに冷却できる布とフィルム

災害時の仮設医療設備などのテントとして活用できる

大阪ガスは、地球上の熱が宇宙に放出されて地表が冷える「放射冷却」の現象を応用した、シート状の放射冷却素材「SPACECOOL」を展開する。日射を受けても周囲より温度低下することを特徴とし、電力を使わずに冷却できることから、暑熱問題の改善や温室効果ガスの排出抑制、環境性向上に貢献する。直射日光が当たった状態で、同素材の表面温度が外気温より最大約6度低くなるという。

同製品は、布(帆布)とフィルムの2つの形状で展開。イベント会場のパビリオン、仮設医療設備などのテント、カバー、衣類などの帆布素材として、またトラックなど業務用車両の荷台の外装、ユニットハウスの外装、屋外機器のカバーの外装などに用いるフィルム素材として活用できる。

同社は今年4月にWiLとの合弁会社SPACECOOL社を設立して事業化をスタート。8月には竹中工務店など他企業とともに2025年大阪・関西万博会場予定地、夢洲(大阪市此花区)などでの実証実験に着手。万博のパビリオンや災害時のテントなど、様々な用途への適用を想定する。

プレスリリース

本製品に関するお問い合わせはこちら a.btn-register { text-align: center; max-width: 580px; width: 90%; margin: 2em auto; border-radius: 10px; padding: 1em; font-size: 1.8rem; color: #FFF; display: block; background: #c90101; text-decoration: none; -ms-transition: background .3s; -webkit-transition: background .3s; transition: background .3s; } a.btn-register:hover { background: #10149b; }

ご担当者様へ:
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp

リスク対策.com 編集部

© 株式会社新建新聞社