【甲子園口】「リップカレント」で見つけたハード系パンやお酒に合うパン

※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

パンの激戦区・甲子園口に18年前にオープンした「リップカレント」は、2年前にオープン時の場所からほど近い場所に移転し、売場面積を拡大。壁沿いと中央にパンの陳列スペースを用意し、ベーカリーらしさにこだわらない、“新感覚”の店舗が完成しました。

こだわりポイントの1つが、店内の通路の幅。子ども連れのお母さんや年配の方も多く訪れるので、ベビーカーや車いすでも安心してパンを選ぶことができるように通路が広くなっていて、密を避けることもできます。

ゆったりと作られた売場スペース。店内中央にはハード系のパンが揃っています
このロゴマークと青い屋根がお店の目印

ハード系のパンのバリエーションが豊富

シンプルなハード系の生地を使った総菜パン

パン作りのモットーは、「仲間の声を大切に、添加物などを使わず安心・安全なパンをつくること」。32年のキャリアを誇る酒井店長は、国内や海外の旅先で地域に根付いたパン作りのヒントを得たといいます。

今は、酒井店長を含め4人の製造スタッフでアイデアを出し合い、常にお客様の目線に立ってパンを作っています。なかには、一度は販売を終了したものの、お客様からの強い要望で復活したパンも。

オープンした18年前は、甲子園口ではハード系のパンを置いているお店が少なく、ハード系のパンを知ってもらいたいという思いから、それをウリにしようと考えたそうです。

写真手前から「クルミといちじく」(227円)、「ドライトマトとチェダーチーズ」(184円)、「枝豆チーズのフランスパン」(183円)、「えび入りチーズ」(108円)、「オレンジソフト」(ハーフ、162円)

シンプルなパンに具材との相性を考えながら、さまざまなアレンジを加えたハードパンは、調理パンやスイーツパン、フルーツやナッツ、チーズや野菜を入れたパン、生地に素材を練り込んだパンなど、オリジナリティにあふれたものばかりです。

具材もフィリングもたっぷり入って大満足

ピンク色で見た目もかわいい「えび入りチーズ」

ピンク色のかわいいフォルムで、小ぶりなのにずっしりと重みを感じる「えび入りチーズ」は、オープン直後から人気のロングセラー。桜えびと黒ごまを練り込んだフランスパン生地に、クリームチーズがたっぷり! えびの香ばしさと、ちょっぴり酸味のあるクリーミーなチーズが合います。

「ショコラバター」(259円)

「ショコラバター」は、噛み応えのあるミニフランスパンに、厚みのあるアーモンド入りチョコと加塩バターを惜しげもなく挟んでいます。バターのほどよい塩味が、チョコのほどよい甘さを引き立てていて、室温でバターをゆるませてから食べると、パンにもチョコにも味が広がり、新たな味わいが楽しめます。

具がゴロゴロ入った「チキンとレンコンのカレーパン」(238円)

「チキンとレンコンのカレーパン」は、黒ゴマ入りのフランスパン生地にあふれんばかりのカレーをのせた一品。スパイシーなカレーの香りに食欲が刺激され、食べ応えのある照り焼きチキンとシャキシャキのレンコンが食感のアクセントになっています。

大きなドライいちじくとクルミがぎっしり

長時間発酵のフランスパン生地に、ローストしたくるみと赤ワイン漬けにしたいちじくをふんだんに入れた「クルミといちじく」は、いちじくのジューシーさがしっかり味わえます。お酒のアテにもぴったりなパンです。

噛み応えのある生地の中にトマトとチーズがぎゅっ!

「ドライトマトとチェダーチーズ」は、トレーからはみ出すほどロングサイズのフランスパンに、オリーブオイルに漬けたドライトマトとチェダーチーズをイン。トマトの味が、チェダーチーズに負けないくらい濃くて、トマト好きにはたまりません。

ホクホクの枝豆の食感とマスタードと黒こしょう、ベーコンの塩味がヤミツキになる「枝豆とチーズのフランスパン」も人気で、どちらもオシャレなおつまみ感覚で楽しめます。

ソフトなパン、キッシュやスイーツパンにも注目

窓際の棚には、クロワッサンやあんぱんなどの定番のパンや、ソフトな生地のパンが

ハード系だけではなく、あんぱんやクロワッサンなど、パン屋さんの代名詞とも言える定番のパンからキッシュなどの調理パン、クリームやフルーツが入ったスイーツパンやデニッシュまで揃っています。

パン屋さんならではのパンを置き、ファンを定着させることで、少しずつハード系のパンも知ってもらえたらという思いもあったそうです。その甲斐もあって、女性から家族連れ、男性、年配の方など客層が幅広く、オープン時から長年通っているお客様も。

「オレンジソフト」(ハーフ)

「オレンジソフト」は、牛乳でこねあげたふんわり生地に、オレンジピールをふんだんに練り込んでいます。ふわっと軽い食感で、生地のやさしい甘みと、オレンジピールのさわやかな風味が口の中に広がります。サイズが2種類あり、ハーフはいろんなパンを食べたいときにうれしい大きさです。

「バジルチキンとドライトマトのキッシュ」(238円)

軽い食感の生地に具材を入れて焼き上げるフランスの郷土料理「キッシュ」は、定番2~3種類を含め、常時4~5種類がラインアップ。「バジルチキンとドライトマトのキッシュ」は、バジルソースで和えた照り焼きチキンにドライトマトの酸味がいいアクセントになっています。

「マンゴークリーム」(239円)
「黒豆と甘夏のダノワーズ」(238円)

フレッシュなフルーツとクリーム使った“映えスイーツパン”もオススメです。
白く焼き上げたソフトなパンを使った「マンゴークリーム」は、ふわっふわの生地とホイップクリームの甘さ、マンゴーのジューシーさが絶妙なハーモニーを生み出します。

バターたっぷりのデニッシュ生地に、さわやかな酸味の甘夏とクリームチーズに甘い黒豆をトッピングした「黒豆と甘夏のダノワーズ」など、フルーツをどっさり盛り付けたデニッシュは、季節に合わせてさまざまな味が登場します。

焼き菓子コーナーではクッキーやサブレも販売

まとめ

月に1回は新作パンを出せるようにと、生地と具材との相性を考えながら、お客様からの声と仲間の声を取り入れて地元で愛されるパンを作り続ける「リップカレント」。
昼過ぎまでは、パンの売れ行きを見ながら、次々とパンを焼き上げ、常に“焼きたてパン”を提供しています。

ハード系のパンにこだわりながらも、それ以外にも多彩なパンが毎日並んでいるので、訪れた人はお気に入りのパンをきっと見つけることができるはずです。

パンの取り置きも電話で常時受付中。人気のパンは午前中に売り切れてしまうこともあるので、気になるパンがある人は事前に電話をしておくと安心ですよ。

  • ハード系のパンが好き
  • いろんな種類のパンを見て選ぶのが好き
  • 自分好みのパンを見つけたい

そんなあなたにぜひ一度訪れていただきたいパン屋さんです。

※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉・密集・密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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