ぷちとりっぷ スタミナ料理 力みなぎる/広島市中心部

夏の疲れがじわりと出てくる9月中旬。力がみなぎるスタミナ料理を食べて、精を付けませんか。広島市中心部にある、ウナギ、肉、ニンニクを使った料理の店を紹介します。

※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります

たこつぼ 広島三越店

うな丼 酒で蒸して身ふっくら

広島市中区堀川町にある老舗日本料理店「たこつぼ」の姉妹店で、ウナギ料理を専門に提供しています。「たこつぼの味を手軽に食べてほしいと20年前、広島三越にオープンさせました」と副店長の牛嶋貴之さんは話します。ウナギは愛知県産。日本酒で蒸して焼き上げる中部地方の一部の地域に伝わる方法で調理します。「賀茂泉酒造(東広島市)の酒で蒸します。臭みが消え、身の軟らかさと弾力が調和します」と牛嶋さん。

朝に焼いたウナギがのった「うな丼」

200グラムを超える肉厚のウナギを使った「うな丼」(4400円、漬物、吸い物、小鉢付き)が一推しです。ご飯の上にはふっくらとした身の腹回りが3切れ。つぎ足しで作る秘伝のたれが染み込み、甘く香ばしい味わいです。食べ進めると、ご飯の中から弾力の強い首回りと焦げ目がおいしい尻尾が登場。最後の一口までウナギを堪能できるぜいたくな一杯です。

酒で蒸して焼く方法は広島では珍しいです」と話す牛嶋さん

200グラムを超える肉厚のウナギを使った「うな丼」(4400円、漬物、吸い物、小鉢付き)が一推しです。ご飯の上にはふっくらとした身の腹回りが3切れ。つぎ足しで作る秘伝のたれが染み込み、甘く香ばしい味わいです。食べ進めると、ご飯の中から弾力の強い首回りと焦げ目がおいしい尻尾が登場。最後の一口までウナギを堪能できるぜいたくな一杯です。

たこつぼ 

広島三越店住所広島市中区胡町5―1 地下1階

営業時間  午前10時30分~午後7時30分。イートインは午前11時~午後6時(ラストオーダーは午後5時30分)

定休日  元日 ※広島三越に準ずるお

問い合わせ 082(249)9588

にんにくやマナオ

イカ揚げ 辛味ソースでぴりっ

タイ料理を中心に味わえます。調理長のピータック・ジラポーンさんのお薦めは「いかのにんにく揚げ」(1500円)。ヤリイカとニンニクをナンプラーなどの調味料を混ぜた衣で包み、香ばしく仕上げています。「ニンニクに含まれるアリシンは疲労回復に、イカに含まれるタウリンは肝臓の働きを活発にする効果が期待できます」と説明します。

香ばしく、うま味たっぷりの「いかのにんにく揚げ」
「昨年春からデリバリー、テークアウトも受け付けています」と話すジラポーンさん

衣をイカにたっぷりと付け、粗みじん切りにしたニンニクと一緒に高温の油でさくっと揚げます。「唐辛子とニンニクがベースのシーラチャーソースを添えて出しています。ぴりっとした辛味が食欲をそそりますよ」とほほ笑みます。

にんにくやマナオ

広島市中区立町6―11 2階

営業時間 月―金曜は午前11時30分~午後3時、午後5時30分~9時。土、日曜、祝日は午前11時30分~午後9時。金、土曜、祝前日は午後10時まで。

定休日 不定休

お問い合わせ 082(240)0229

RedRock(レッドロック) 広島店

ご飯覆うローストビーフ 迫力

中の棚商店街にある、アメリカンビーフ専門店です。ローストビーフをメインに、ステーキやハンバーグなども提供しています。「店名は米ネバダ州ラスベガスにあるレッドロックキャニオンが由来です。それに負けないインパクトのあるメニューを出しています」と店長の土田愛香さんはにっこり。

高さ10センチを超える「ローストビーフ丼」。写真は大盛り(1400円)

約15枚のローストビーフがご飯を覆ってそびえ立つ「ローストビーフ丼」(千円~)が人気です。頂上から流れる溶岩に見立てた白いソースは、ヨーグルトと特製マヨネーズ、卵白を混ぜ合わせたオリジナル。てっぺんにのった卵黄と合わせると肉がまろやかになります。

「わさび(50円)をトッピングすると大人の味わいになります」と話す土田さん

ローストビーフにはしょうゆだれが、ご飯には甘辛いソースがかかっていて、巻いて食べると、とろけた肉が下味の付いたご飯に絡み、こく深くなります。

RedRock(レッドロック)広島店

広島市中区本通1―20

営業時間 午前11時30分~午後10時(ラストオーダーは午後9時) ※平日午後3~5時は中休み。(ラストオーダーは午後7時30分)

定休日 無休

お問い合わせ 082(245)8856

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