尾木直樹氏が〝タブレットの悲劇〟小6女児自殺事件で再提言「第三者調査委員会を立ち上げを」

尾木直樹氏(東スポWeb)

教育評論家の尾木直樹氏(74)が15日、ブログを更新。昨年11月の町田市の小6女児の自殺事件に言及し「第三者調査委員会」の立ち上げを提言した。

事件があった小学校は児童に1人1台のデジタイルタブレットを配布するというICT(情報通信技術)教育推進モデル校だったが、タブレットを使用し、チャットで自殺した小6女児に対し連日「うざい」「きもい」「死んで」など誹謗中傷がされていた。

尾木氏は14日のブログでもこの問題を取り上げ、パスワードが全員同じで、ログインしてもチャットの証拠を消すことができる…というずさんな管理だったことや、学校側はいじめの事実を把握していたにもかかわらず「当事者間で解決していた」と説明したいたことを批判した。

尾木氏はさらにこの問題について「現在のところ市の教育委員会に対して文科省も聞き取り、指導もしているようですが
『いじめ防止対策推進法』や文科省のガイドラインに基づいて【ご遺族の心情により添って】『第三者調査委員会』を早急に立ち上げるべきです」と提言した。

続けて「調査委員会のメンバー構成も最初から ご遺族の信頼できるご遺族推薦のメンバーを複数人入ること など 本気でご遺族により添った対応を急ぐべきではないでしょうか?」と具体案をあげて訴えた。

その上で「国のGIGAスクール構想がきっかけになった学校の管理指導責任を問われる事件ですから 文科省も力を入れてご遺族を支えてほしいですね」とつづった。

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