【片付けの小部屋】⑥ 今着てないのに来年着る?

女性にとって、ファッション、メイク、美容は生きる活力。おしゃれをして人に会うことで、運気だって上がるかもしれません。いくつになっても素敵と思われたい、というのが大人のホンネですよね!笑 

さて、私は40歳を過ぎてから「本物が似合う女性になりたい!」と思うようになりました。決して「高価な物を着ましょう!」ということではありません。他人から見えるのは、持っている量より質。洋服に値札をぶら下げていない限り、その服がいくらかなんて他人には分かりません。あなたが持っている服が多かろうと少なかろうと、他人には関係のないことです。 

年齢とともに似合う服は変わります。服に愛着が持てない人ほど着ていない服に執着しているように思います。私は「今の私が一番素敵!」と思っているので、5年前に選んだ服を着るということは5年前の私を身にまとうようで、なんだか気持ちが悪いのです。私は1年着なかった服と、誰からも褒められなかった服は手放します。リサイクルショップに持ち込む派で、買い取ってもらえるうちに早めに持ち込みます。モノの価値があるうちにリサイクルするのです。洋服の枚数は全部で70枚。一定の数を保つように心掛けています。 

あなたが愛してやまないワードローブを味方につけて、遠慮なく素敵な大人になったらいいんです。今、着ない服を、来年に着ると思います?タンスに肥やしは必要ないのです。

adviser:伊藤オリエさん

片付け整理収納アドバイザー・ライフスタイリスト。

片付けのキーワードは、片付けの先にある理想の暮らし、暮らしの満足度が上がれば人生の満足度も上がる。

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