ビートたけしの無慈悲! いまだ忠誠誓う「たけし軍団」との師弟愛はどこへ?

©株式会社サイゾー

ヤクザの世界は、“親分が黒と言えば黒、白と言えば白”と逆らえない、不条理な世界だ。それと酷似しているのが、お笑い界の重鎮・ビートたけしたけし軍団の関係だ。

今月4日、ビートたけしが乗った車が、つるはしと小刀を持った男に襲われるという衝撃的な事件が起きた。現行犯逮捕されたのは元暴力団関係者で、覚せい剤中毒による幻覚症状のもとでの犯行だとの情報もあるが、明確な動機は明らかになっていない。

その一方、この事件を受けて、ネット上では一時、たけし軍団のメンバーである「つまみ枝豆」がトレンドワードに浮上した。

「7月21日に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のドッキリ企画で、マネジャー役の男性が枝豆に、“たけし”と呼び捨てにしたところ、枝豆が“俺の前で『たけし』って言うな! たけしさんだろ!!”とブチギレたんです。その“たけし愛”に、今回の事件を受けて、“枝豆が犯人を襲撃しないか心配”“枝豆が動いたらやばいと”などという書き込みが相次いだんです。ただ、6年前のたけしならいざしらず、今のたけしはすっかり人が変わってしまいましたからね。師匠と弟子である関係は変わりませんが、いまだに軍団がたけしに忠誠を誓っているとしたら、救いようがありません」(たけしと親しかったテレビ関係者)

一部の軍団メンバーの忠誠心は相変わらずのようだが、たけしのほうは、すでに軍団を見捨てるような態度を取っている。

「たけしは、フライデー襲撃事件の時、たけし軍団を巻き込みました。そのため、“軍団の面倒は一生看る”と宣言していましたが、結局3年前の独立時に見捨てています」(『オフィス北野』の元関係者)

1986年12月に起きた、昭和の芸能史に残るフライデー襲撃事件。当時の交際女性に対する強引な取材に怒ったたけしが軍団を引き連れ、講談社の写真週刊誌「フライデー」編集部を襲撃したこの事件で、たけしらは暴行や住居侵入などの容疑で逮捕された。

その後、復帰したたけしだったが、「復帰が早すぎる」と抗議してくる右翼団体から守ってくれなかったとして、所属していた太田プロダクションから独立。軍団を引き連れ、オフィス北野を設立した。

以後、たけしと軍団は一枚岩だったが、数年前にE子さんがたけしと愛人関係になってから、関係がギクシャクし始めた。

「現在、『TAP(旧・オフィス北野)』の代表を務めているのはつまみ枝豆ですが、軍団のリーダー格は、ガダルカナル・タカなんです。しかし、タカは、E子さんの素性や人間性に疑問を抱き、たけしに“付き合わないほうがいい”と具申したことで、たけしに逆切れされ、以降、たけしと距離を置くようになったんです」(前出の元事務所関係者)

その後、2018年3月、たけしは突如、所属していたオフィス北野から独立。その際、たけし軍団に、事務所の社長だった森昌行氏の経営責任を追及させた。

「たけしは、E子さんの助言で事務所を独立したのですが、その事実を隠蔽するため、軍団をけしかけ、森氏の経営問題にすり替えたんです。たけしの意向を受け、軍団メンバーは、森氏をたけしの自宅に軟禁してたけしと共に吊し上げ、謝罪を求める声明文を発表しましたが、結局、森氏の返り討ちにあって、玉砕しました」(前出の元事務所関係者)

とはいえ、軍団としては当然、たけしが自分たちを新しい事務所で引き取ってくれる、と考えていたようだが、その期待は裏切られる。

「たけしは、独立に当たって、“俺の『オフィス北野』の株は、軍団の今後の活動のために残しておく”と話していましたから、始めから軍団を連れていくつもりはなかったんです。その後、軍団のためと言っていたはずの株も売却して、自分の懐に入れてしまいました」(前同)

軍団は、2度にわたってたけしに裏切られたのだ。

「なかでも気の毒なのは、メールマガジンや雑誌などの連載を持っていた水道橋博士です。彼は、騒動の際、たけしサイドの広報係として暗躍し、森氏吊し上げの急先鋒になりましたが、騒動が収拾してからも、たけしの自宅に足繁く通って、たけしの相手をしていました。そのため、軍団から“たけしに擦り寄り過ぎ”と嫉妬されたんです」(水道橋と親しいお笑い関係者)

それでも、たけしが守ってくれたなら水道橋も報われたかもしれないが、現実は違った。

「騒動後、今度はたけしの長男が『週刊文春』誌上で父親であるたけしを告発するという情報が流れたんです。すると、水道橋が長男と仲が良かったことから、たけしサイドの人間が水道橋に長男を説得するよう命じたんです。そのほかにも無理難題を押しつけられた水道橋は、精神的に追い詰められ、休養に追い込まれました」(前同)

一方、軍団から悪者扱いされた森氏は、同年11月にオフィス北野を退社。代わって、軍団のつまみ枝豆が社長に就任したが、昨年、たけしサイドから「『オフィス北野』の名前を使うなら、使用料を払え」と言われ、社名を「TAP」に変更した。

師匠と弟子の関係は切れないが、人が変わってしまったたけしの元から、次々にブレーンや関係者が去って行った。今のたけしには、万人を惹きつける魅力もオーラもない。

たけしを本当に愛する弟子ならば、なぜ周囲の人間が次々に去って行ったのか、たけしに対して諌めるべきだ。それが真の師匠と弟子の師弟愛ではないだろうか。

(文=本多圭)