ハンター-レイが今シーズン限りで12年在籍したアンドレッティ・オートスポートを離脱

 アンドレッティ・オートスポートからNTTインディカー・シリーズに参戦するライアン・ハンター-レイは、2021年をもって12年在籍したチームを離れること発表した。

 マイケル・アンドレッティがオーナーを務めるアンドレッティ・オートスポート。ハンター-レイは、AJフォイトから2010年にアンドレッティ・オートスポートに移籍し、2012年にはシリーズチャンピオンを獲得。さらに2014年にはインディ500で優勝を飾った。

 しかし、218年の最終戦ソノマの勝利以来、勝ち星を掴むことができず、今シーズンもここまでナッシュビルの4位が最上位。チームメイトのアレクサンダー・ロッシも勝利を挙げることができず、今やチームのエースは若きコルトン・ハータが担っている。

2021年は残り2戦を残しランキング16位と苦戦するハンター-レイ

 マルコ・アンドレッティが今シーズンからスポット参戦となり、アンドレッティ・オートスポートで在籍がいちばん長くなったハンター-レイだったが、2022年のアンドレッティ・オートスポートのラインアップから外れることが明らかとなった。

「2010年に3レースの契約で始まったものは、10年上の成功に育ちました。12シーズンを通じて、アンドレッティ・オートスポート、DHL、ライアン・ハンター-レイは山を登り続けた」

「我々は、チャンピオンシップを獲得し、最大のレースで勝利を収めた。そして今、次の2週間で、ライアンはチームメイトとして最後のラップを周回します。我々に共にした12年間の素晴らしいシーズンに感謝したい」

「共に15勝、インディ500での勝利、インディカーのタイトルを獲得した。常にチャンピオンであり、常に友達だ今後のラップでの幸運を祈っている」とチームのINSTAGRAMで発表。

 ハンター-レイの今後や、28号車の代わりのドライバーについてはまだ発表されていない。

2014年にはインディ500を制したライアン・ハンター-レイ

© 株式会社三栄