【新型コロナ】15日の横浜市 30~90代の10人死亡、165人感染 30代男性は基礎疾患あり、ワクチン接種なし

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は15日、30~90代の男女10人が死亡したと発表した。10歳未満~70代の男女165人の感染も新たに確認した。60代男性が重症で、軽症142人、無症状10人、12人の症状が分かっていない。うち87人の感染経路が不明。

 市によると、亡くなった30代男性は発熱の症状が出たため8月10日に病院で検査し、陽性と判明。自宅療養していたが15日に呼吸苦で入院し、24日に死亡した。高血圧や糖尿病、肥満などの基礎疾患がありワクチンは接種していなかった。

 60代男性は23日に発熱や呼吸苦があり病院に入院して陽性と判明。9月7日に死亡した。別の60代男性は同居する家族が陽性となり、咳(せき)が出て8月4日に陽性と判明。8日に入院したが状態が悪化して9月9日に亡くなった。心不全などの基礎疾患があった。

 80代男性は発熱後、1日に陽性と判明し5日に入院。13日に亡くなった。別の80代男性は8月13日に陽性が判明した後、呼吸苦があり16日に入院。26日に亡くなった。さらに別の80代男性は10日に陽性が判明し、入院したが29日に死亡した。また別の80代男性は発熱の症状があり、24日に陽性と判明。25日に入院したが9月3日に亡くなった。慢性腎不全の基礎疾患があり人工透析をしていた。

 90代男性は発熱などの症状があり、8月23日に診療所を受診して陽性と判明。27日に入院したが翌28日に亡くなった。高血圧や心不全の基礎疾患があった。

 70代女性は発熱などの症状があり、10日に陽性と判明。症状が悪化したため15日に入院し、9月12日に亡くなった。不整脈や脳梗塞の基礎疾患があったが、ワクチンは接種していなかった。

 80代女性は陽性者と接触があったため8月27日に病院を受診し、陽性と判明。入院したが、9月6日に亡くなった。

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