【DDT】クリスとのV1戦に臨む竹下が決意表明「飯伏幸太とケニー・オメガの存在を超えたい」

王者の竹下幸之介(左)と挑戦者のクリス・ブルックス(東スポWeb)

DDTのKO―D無差別級王者・竹下幸之介(26)が新たな伝説をつくる。

クリス・ブルックス(30)との初防衛戦(26日、東京・後楽園ホール)を控え、15日に都内で行われた調印式に出席。いつになく真剣な表情のクリスが「こういう会見でミーはたまにふざけたりするが、今日はそういう場ではない。私のキャリアでも重要な一戦になる。2年間、家族や友達と離れて暮らした。そこまでして日本でプロレスをしたのは正しかったのか、確かめる試合になる」と意気込みを語った。

静かにうなずきながら挑戦者の決意を聞いた竹下も、その気持ちに真正面から応える。「僕もこの1年、苦しい思いをしたけど、秋山準に勝ってベルトを巻いている。この経験はどのレスラーもできないこと。お互いが最高潮に高まっている。竹下対クリスのブランドがここにきて最高峰にきている」とした上で、こう続けた。「かつて飯伏幸太とケニー・オメガがDDTでそうだったように、僕たちが今のDDT代表としてその存在を超えたい」

これまでも何度も王座戦で激闘を繰り広げてきた2人だが、竹下が経験したどのタイトル戦よりも周囲から「楽しみにしてます」と声が届いたという。「僕にとってうれしい驚きだった」と語る王者は「2人の試合はプロレス界全体に影響を与える試合になると思う」ときっぱり。注目の一戦になりそうだ。

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