原子力規制委員会は中国電力の島根原発2号機について新しい規制基準に適合しているとして審査書を正式決定しました。
原発が合格するのは全国17基目で、事故を起こした福島第一原発と同じ型の原発が合格するのは5基目となります。
島根原発2号機は全国で唯一県庁所在地にある原発で半径30km圏に約46万人が住んでいます。このため避難計画の実効性が求められています。
再稼働の時期は見通せていません。
中国電力の清水希茂社長は「再稼働に向けた大きな節目であると受け止めています。今後も安全性の更なる向上を不断に追及していくとともに当社の取り組みを分かりやすく丁寧にお伝えしてまいります」とコメントしています。