西武・栗山に野茂英雄氏が名球会ブレザー授与「より一層身が引き締まる思い」

野茂氏(右)から名球会ブレザーを授与された栗山(球団提供)

4日の楽天戦(楽天生命)で史上54人目の2000安打を達成した西武・栗山巧外野手(38)の記念セレモニーが15日の日本ハム戦前に行われた。

Lビジョンで2000安打の足跡を振り返った後、栗山は共通のトレーナーを介して関係の深い名球会メンバー・野茂英雄氏(53)から名球会の証であるブレザーを授与されにっこり。本拠地・メットライフドームに集まったファンの祝福の拍手に包まれた。

セレモニーを終えた野茂氏は「残り10本ぐらいになってからいつ(2000安打目が)出るのかを楽しみにしていました。最初に栗山選手とオフにトレーニングで一緒になったとき、(栗山選手の印象は)練習もまじめに取り組みますし、トレーニングをしていても身体に力がありました。(栗山選手も)『2000本を打ちたい』とのことだったので、先ほどのVTRを見て、若い時の栗山選手を思い出しましたね」とコメント。

続けて「栗山選手は野手で、(私と)投打が違いますが、お互い常識が合い、僕が話すことを理解してくれますし、栗山選手が話してくれることも(私自身)理解できる。年は離れていますが、いい関係だと思います。一年一日でも長く野球をやってほしいです」とエールを送った。

栗山は「試合前の貴重なお時間に、憧れの野茂さんからこうして名球会のブレザーを授与していただき、この上ない喜びを感じております。より一層身が引き締まる思いと、これからも目の前の一打席に集中して、一本一本積み重ねていきたいと改めて強く思いました」と言葉を選んだ。

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