ヒースロー空港の入国審査が大混乱 「テントを持っていればよかった」

先日ヒースロー空港に到着した旅行者たちは、入国審査員による書類検査のため、長蛇の列に最大5時間も並ばされるという、混とんとした状況下に置かれた。ある議員はこの光景を「大虐殺」「死屍累々(ししるいるい)」と形容したほど。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

ある旅行者は、あまりの苦痛に「テントを持っていたらどんなによかったか」とツイート。以前、英国国境局は入国審査員の不足を「新型コロナで自己隔離を余儀なくされたスタッフが多いせい」と説明し非難されていた。元保守党党首のイアン・ダンカン・スミス氏は、英国国境局と内務省に「あまりにもふざけた」レベルの行列待ちの原因を説明するよう求めている。議員のジェームズ・グレイ氏も、「全てのスタッフが自己隔離をしているとは思えないし、十分なスタッフがいないというのは信じがたい。また、空港側がこれを改善しようと考えていないことも驚きだ」と述べた。

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