韓国メディアが大坂なおみを大特集「自分の名声と影響力を積極的に利用」

韓国メディアに特集された大坂なおみ(東スポWeb)

韓国メディアが女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)を大特集した。

韓国メディア「オーマイニュース」はスポーツ界の世界的スターとして大坂に注目。「東京五輪の最終聖火ランナーにも選ばれ、全世界に名前と顔が広まっているスターだ。優れた実力を誇っているがさまざまな議論を呼ぶ行動も見せて注目を集めている」とコート内外で大きな注目を集める存在と指摘した。

これまでの経歴を紹介しながら、父がハイチ系米国人で母が日本人という生い立ちも紹介。そうした背景から黒人差別に対する抗議活動にも熱心で「彼女は2020年5月のジョージ・フロイド死亡事件、同年8月のジェイコブ・ブレーク銃撃事件の後、SNSやインタビューなどで発言を行い、着用するマスクに抗議の意味を込めたり試合をボイコットした」と説明。「議論が続いたが、大坂は発言を撤回するどころか貫いた。黒人としてのアイデンティティーを確固たるものにして、自分の名声と影響力を正しく積極的に利用しようとした点が目立つ。以来、彼女に降り注ぐスポットライトは、さらに強力になり、一挙手一投足が注目されるようになった」と社会的にも大きな影響力を持つ存在になったと分析した。

そして同メディアは「20代前半にしてテニス界のスターであり、トラブルメーカーを越えた存在になっていくように見える。大坂は今までよりも、今後の歩みがよりすごいことになると信じている。本人の影響を惜しみなく使うだろうと信じて疑わない。彼女を見守って応援する声もあるだろうが、時には叱咤をする声もあるだろう」。今後ますますスーパースターとして注目を浴びる存在になると予想した。

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