京浜急行、住民と来訪者が共同で地図を作り上げる実証実験を三浦海岸で開始

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京浜急行電鉄株式会社(以下、京浜急行)が9月11日、地域住民や来訪者にお気に入りの過ごし方を三浦海岸エリアの地図に書き込んでもらい、地域の魅力の再発見につなげる実証実験を始めた。住民らの思いが詰まった三浦海岸地域の地図が出来上がる過程で、住民や来訪者の地域への関与を促し、新しい観光の在り方を探る狙い。同日に同エリアで始まった電動キックボードのシェアリングサービスなどと連携し、相乗的な観光客誘致も狙う。

お気に入りの場所を地図に指し示す

実証実験は、京浜急行の「三浦半島でのエリアマネジメントによる沿線活性化」を目的とした活動の一環。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワークなどの新しい生活スタイルが広まる中、個人が利便性を享受するサービスを拡大するだけでなく、住民が主体的に地域と関わり、個性を育むような新しい公共財の在り方を探る目的で企画された。事業の趣旨に賛同した株式会社日立製作所と、都市開発スタートアップscheme verge株式会社(以下、scheme verge)も実験に協力した。

「みんなでつくる三浦海岸の地図」と銘打った実証実験では、三浦海岸エリアを表した地図を京急線三浦海岸駅前に設置。住民らが地図前に用意されたふきだし型シールをメッセージ付きで地図に貼り付けるほか、台に設置されているセンサーに向かってジェスチャーを送るなどし、お気に入りの場所を地図上に指し示せるようにした。

京浜急行は、こうした地域住民と来訪者との共同で地図を作り上げるプロジェクトについて、「地域への思いやメッセージが記載された三浦海岸エリアの地図が作られ、ガイドにはない新しい過ごし方を発見できる」と期待。住民と来訪者の両方が参加できることから、「三浦海岸エリアの魅力を地域の内外から再発見することも可能となる」としている。

同実証実験の地図は、scheme vergeが運営するスマホアプリ版のスマート観光コンシェルジュ「Horai」にも登録され、地図ができる過程を実験参加者ではない人も確認可能。9月11日から三浦海岸エリアで始まった電動キックボードのシェアリングサービスの周遊エリアとし、観光客誘致の手段として位置付けているという。

また、この取り組みに合わせ、観光型MaaS「三浦Cocoon」のロゴマークのデザインを一新。多様なモノ・コトがつながり、互いが影響を与え合う三浦地域を表現できるデザインとした。

(出典:京浜急行プレスリリースより)