CLで惨敗のバルセロナが緊急幹部会議を開催 クーマン監督解任論も浮上

解任論も浮上したバルセロナ・クーマン監督(ロイター)

スペイン1部バルセロナが欧州チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)戦での惨敗を受けて緊急幹部会議を開き、解任論も浮上している。

バルセロナはCL1次リーグのバイエルンM戦でなすすべなく完敗。スペイン紙「スポルト」などによると、試合後にジョアン・ラポルタ会長ら首脳陣が集合して深夜に今後の対策について緊急会議が開催された。

現時点ではロナルド・クーマン監督を続投させる方針だが、その一方で解任論も出ている。

スペインの移籍専門メディア「トードフィチャージェス」は「クラブはオランダ人監督の退団を遅らせるのではなく早めて、新しい監督を探し始めた」と指摘。今季はリーグ戦でも7位と出遅れており、今後のCLやリーグ戦で状況が好転しないようなら解任の決断をくだす可能性が出てきた。

早期にクーマン監督を更迭する場合は「ジョルディ・クライフが一時的な選択肢になる」と同メディアは指摘。クラブのレジェンドである故ヨハン・クライフ氏の息子で現役時代にはバルセロナでもプレーしたジョルディ氏が今夏からスポーツアドバイザーを務めており、緊急時には暫定監督として起用されることになりそうだ。

世界屈指の名門が大きく揺れている。

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