【自民党総裁選】河野氏、コロナ禍の飲食店経営者と意見交換 「支援のスピード感大事」

飲食店経営者らと意見交換する河野氏(左)=15日午前、国会内

 自民党総裁選への立候補を表明している河野太郎行政改革担当相(衆院神奈川15区)は15日、新型コロナウイルス禍で売り上げが減少した飲食店経営者と国会内で意見交換した。

 元参院議員で、飲食店を運営する「クージュー」CEOの松田公太氏らが参加。経営者からは「自粛要請で厳しい状況が1年半以上続いている」などの声が上がった。河野氏は抗原検査キットの活用などに言及し、「どうやって安全に経済を前に進めていくのか、さまざまな議論が必要だ。皆さんの声をしっかりと受け止めたい」と応じた。

 意見交換後に取材に応じた河野氏は「飲食店にもいろいろな規模や種類があるが、一定規模以上は厳しい状況にあると言わざるを得ない」と指摘。「少なくとも固定費をカバーできるというような規模感や、支援のスピード感が大事だ」と述べ、デジタル化による迅速な給付の実現などに取り組む考えを示した。

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