巨人・原監督が鮮烈デビューの八百板を絶賛「本当によく打ってくれた」

原監督(右)ら首脳陣から祝福される八百板(東スポWeb)

〝ヤオマル〟が鮮烈デビューだ。巨人の原辰徳監督(63)が15日のDeNA戦(東京ドーム)後、劇的なサヨナラ勝利に貢献した八百板卓丸外野手(24)を絶賛した。

今年の2月のキャンプ中に支配下に昇格した八百板は、この日がようやくの一軍初昇格。待ちに待った一軍の舞台で、輝きを放った。2点ビハインドの9回一死一、二塁ので代打で登場すると、相手守護神・三嶋と対戦。緊迫した状態でのデビューとなったが、右腕の投じた2球目、143キロのスライダーをうまくセンターへはじき返すと、見事に適時打となった。

最後は岡本和の放った犠飛で三塁からタッチアップを決め、気迫のこもった飛び込みでサヨナラの走者となった八百板。試合後にはお立ち台にも上がると「八百板卓丸です、よろしくお願いしまーす!」と高らかに自己紹介し、ファンからの大きな拍手を受けていた。

さらには「今日登録されてやっと巨人の一員になれた気がします、本当にうれしい気持ちです。(適時打は)気持ちで打ちました」と、率直な喜びも告白。これには原監督も喜びを隠せない様子で「ヤオマル…ヤオマルって僕は言っちゃうんだけど(笑い)。本当によく打ってくれたと思いますね」と、愛称を明かしながら活躍をたたえた。

あと一歩がなかなか出ない試合が続いた中で、見事に勝利へとつなげる一打を放った〝ヤオマル〟。優勝に向けて、ラストピースとなる活躍に今後も注目を集めそうだ。

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