巨人・原監督が打線の猛攻に上機嫌「もう少し取ってたかも(笑)」

試合に勝利し声援に応える原監督(東スポWeb)

打線の猛攻に指揮官も上機嫌だ。巨人の原辰徳監督(63)が15日のDeNA戦(東京ドーム)後、9回に一挙3得点で劇的なサヨナラ勝利を決めた打線を絶賛した。

まさに「ワンチーム」でつかんだ勝利だった。2点ビハインドで迎えた9回、この日が支配下契約後初となる一軍昇格となった八百板が一死一、二塁から代打で登場すると、起用に応える中堅への適時打を放って1点差。さらにはこの日2発放っている絶好調・坂本が同点適時打を放って試合を振り出しに戻すと、最後は一死満塁から岡本和が左翼への犠飛を放って劇的なサヨナラ勝利を決めた。

これには指揮官も喜びを爆発。「もう、ホントに土壇場ではありますけどね、しかし、粘り強く戦って、最後、追いつき、そして追い越しというのがね、良かったと思いますね」と打線の奮起を大絶賛した。

それでも、原監督らしい「チクリ」とした一言も…。「今日に関してはね、9回という中でね、トータルで考えたら1点上回ることができたというところですね。まあ7点とったのも久しぶりじゃないか? もうちょっとやっていりゃあ、もう少し取っていたかも(笑い)」と、打線が久々に見せた猛攻に〝原ジョーク〟も飛ばした。

17日からは三つどもえの戦いを繰り広げるヤクルト、阪神との直接対決へ進む。「いい形で入れるとは思います。ただ、そんなに力み返る必要はないと思いますね。まあ平常心の中、一人ひとりがベストを尽くすということを心がけさせながら戦っていきたいと思います」と、どっしりと構えた原監督。最高の流れを引き寄せて、いざ決戦を迎える。

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