大坂なおみの“奇抜ヘア” モチーフになった「歴史上の女性」とは

ファッションイベントに登場した大坂なおみ(ロイター)

女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)が米ニューヨークで行われたファッションの祭典「メットガラ」で見せた奇抜ヘアの〝真相〟が明らかになった。

イベントの共同ホストを務めた大坂は、恋人の人気ラッパー・コーデーのエスコートで登場。鮮やかな絵柄のブルーのドレスを赤い帯で締めたルイ・ヴィトンのドレスを身にまとった。同ブランドのデザイナーと、元テニス選手の姉・まりさんが共同で制作したものだという。周囲の度肝を抜いたのがヘアメークだ。髪はトップがまるで「浦島太郎」に出てくる竜宮城の乙姫さまのように結ばれ、両サイドはまっすぐ横に広がる大胆さ。目の周りの赤いメークも話題になった。

米メディア「バラエティ」は「目を見張るようなヘアスタイルこそが真の主役だ」と斬新な髪形を絶賛。同メディアによると、ヘアを担当したマーティ・ハーパー氏は「ハイチの女子学生スタイルと日本のオンナ・ムシャ(女武者)からインスピレーションを得た」と説明している。大坂のルーツであるハイチと日本の文化をイメージ。日本からは武器を持って戦ったとされる歴史上の女性「女武者」から発想を得たことを明かしている。

今回のファッションについては斬新すぎて評価が分かれているものの、その存在感はイベントでも明らか。本業のテニスでは4大大会の全米オープン女子シングルス3回戦で敗退。「少し休養しようと思っている」と一時コートから離れることを示唆したが、コート外での活動にも引き続き注目が集まりそうだ。

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