きょう(木)は、台風14号や秋雨前線の影響で、西日本の太平洋側は雨が降りやすく、雨脚の強まる所もある見込み。また、夜になると九州に台風周辺の雨雲がかかり始め、風の強まる所がありそうだ。台風14号はあす(金)にかけて九州に接近する見込み。台風はあす(金)の朝には温帯低気圧に変わるものの、土曜日にかけてはこの低気圧の影響で全国的に荒れた天気となるおそれがある。
西日本太平洋側は雨脚強まる
台風14号は九州の西の海上にあり、西日本に停滞している秋雨前線に向かって台風周辺の湿った空気が流れ込む。西日本は午前中は晴れ間の出る所もあるが、九州南部は朝から雨が降りやすく、昼ごろからは西日本の太平洋側は雨の所が多くなり、雷を伴って激しく降る所もある見込み。
東日本や北日本は晴れる所が多いものの、関東や東北の太平洋側は雲が広がりやすく、雨の降る所もありそうだ。
東海から西は暑さ続く
日中の気温は、東海や北陸から西では30℃近くまで上がる所もあり、蒸し暑さが続きそうだ。一方、仙台は21℃、東京は25℃と、この時季としては低い見込み。
金曜~土曜 全国的に荒れた天気
また、台風は次第に進路を東よりに変えて、九州北部では夜になると風の強まる所もありそうだ。台風は、あす(金)にかけて九州に接近し、あすの朝には温帯低気圧に変わる予想となっている。
あす(金)から土曜日にかけては、日本列島をこの低気圧が通過する影響で、西日本から北日本の広い範囲で大雨となり、風も強まって荒れた天気となるおそれがある。西日本はあすから土曜日にかけて、東日本や北日本は、土曜日に荒れた天気となる見込み。土砂災害や低い土地の浸水などに警戒が必要だ。きょうのうちに飛ばされやすいものは屋内に片づけるなどの対策を済ませておきたい。
(気象予報士・及川藍)