”ゲイと腐女子”から”私とあなた”に 神尾楓珠&山田杏奈「彼女が好きなものは」12月公開決定

ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生とBL好きの同級生女子との恋愛を描いた映画「彼女が好きなものは」の劇場公開日が12月3日に決まり、予告編とメインビジュアルがが公開された。

「彼女が好きなものは」は、小説家・浅原ナオトの「彼⼥が好きなものはホモであって僕ではない」を原作とした映画。原作は、2019年4⽉にはNHKで「腐⼥⼦、うっかりゲイに告る。」のタイトルでドラマ化された。ゲイであることを隠しながら生活する男子高校生・安藤純とBL好きの女子同級生・三浦紗枝が、”ゲイ”や”腐女子”といったラベリングを脱して、「私」と「あなた」として人間同士の誠実な関係を築き始めていく姿を描く。神尾楓珠が安藤純を演じて映画初主演を果たし、三浦紗枝役は山田杏奈が演じる。また、純の恋人役の今井翼のほか、前田旺志郎、三浦獠太が共演している。

公開された予告編では、ゲイであることを隠している安藤純と、BL好きを隠しているクラスメイトの三浦紗枝の2人が出会い、やがて紗枝は純に告白。世間で“ふつう”と言われる幸せを諦められない純は紗枝の告白を受け入れるものの、純には男性の恋人がいることが発覚する。お互いの悩みや内面を知り、受け入れ、傷つき、支え合う2人が、2人だけの「好き」の形を見つける姿が映し出されている。あわせて公開されたメインビジュアルでは、純と紗枝がしっかりとお互いを見つめ合う凛とした表情が写し出されている。

また、10月に開催される第26回釜山国際映画祭のOpen Cinema部門に正式出品されることも決まった。これまで同部門には、中野量太監督「浅田家!」、月川翔監督「君の膵臓をたべたい」、庵野秀明総監督「シン・ゴジラ」などの日本映画が出品されてきた。

【作品情報】
彼女が好きなものは
2021年12月3日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
配給:バンダイナムコアーツ、アニモプロデュース
(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会

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