佐世保市立小中の児童生徒 「自主休校」最多で184人

 佐世保市教委の西本眞也教育長は15日の定例市議会一般質問で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「自主休校」した市立小中の児童生徒が最も多い日で184人に上ったことを明らかにした。
 田山藤丸議員(自民市民会議)への答弁。長崎県内も感染力が強いデルタ株にほぼ置き換わり、感染が若年層に拡大している。市教委によると9月以降、市立小中5校で学級閉鎖や臨時休校の措置を取った。このうちクラスター(感染者集団)が発生した1校を臨時休校にしていた10日に、他校で自主休校する児童生徒が相次いだ。それ以降は減少傾向だという。
 西本教育長は、自主休校中などにオンラインやICT(情報通信技術)ドリル、プリントなどの紙媒体といったさまざまな手法を組み合わせてきめ細かな支援をしていると説明。「子どもの心に寄り添い安心して過ごせるよう配慮している。感染拡大防止と学びの保障をしていく」と述べた。

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