平良海馬投手、五輪を糧に「日本一になりたい」 国際栄誉賞を贈呈 球児にエール 

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沖縄タイムス国際栄誉賞の賞牌(しょうはい)を手にする西武の平良海馬投手=15日、埼玉県所沢市の球団事務所(球団提供)

 沖縄タイムス社(武富和彦社長)は15日、東京五輪の野球で金メダルを獲得したプロ野球西武の平良海馬投手(21)=八重山商工高出=に沖縄タイムス国際栄誉賞を授与した。贈呈式はオンラインで行い、賞状と琉球ガラス製の賞牌(しょうはい)を贈った。

 埼玉県のメットライフドームから出席した平良投手は「このような賞をもらえてうれしい」と受賞を喜んだ。「自分が活躍することで、野球をしたい人や子どもたちが増えることが一番いい」と笑みを浮かべた。

 武富社長は「代表に選ばれて五輪で投げ、金メダルを取った姿は、県民の励みになった。五輪での経験を糧に、ペナントレースでのますますの活躍を期待している」とエールを送った。

 同賞は国際レベルの大会やコンクールなどで活躍し、高い評価を受けた個人・団体をたたえるもの。平良投手のほか東京五輪空手形金メダルの喜友名諒選手(劉衛流龍鳳会)、レスリング銅メダルの屋比久翔平選手(ALSOK)、パラリンピック車いす陸上銅メダルの上与那原寛和選手(SMBC日興証券)が受賞している。

野球を楽しみ魅力発信

 15日にオンラインで開かれた東京五輪野球金メダル平良海馬投手への沖縄タイムス国際栄誉賞贈呈式。五輪後のペナントレースでも好投を続ける平良投手は、「ライオンズで3位以内に入り、日本一になりたい」と目標を語った。五輪の経験も糧に、目の前の試合を全力投球するつもりだ。

 練習後、リラックスした表情で贈呈式に出席した平良投手は「楽しむこと」を大切にしている。14日の日本ハム戦では、へし折ったバットの破片をジャンプしてよけ、尻もちをつく“珍プレー”も。一塁への悪送球も味方の好プレーで打者走者を二塁でアウトとし、手をたたいて喜んだ。「ミスしても、気にせずやっている」と笑顔で振り返る。

 原動力は、コロナ禍で思う存分に野球ができない子どもたちへの思いだ。「自分の活躍で、野球をやめずにもう一度続けようとか、野球がしたいという人が増えれば一番いい」。自身が投げる姿で、沖縄や全国のファンに野球の魅力を伝えていく。