横浜シネマリンで渥美清さんの特集上映 「男はつらいよ」ほかDVD化されていない希少作品も

「男はつらいよ 純情篇」((C)1971松竹株式会社)

 映画「男はつらいよ」に主演し、1996年に68歳で亡くなった俳優の渥美清さんの没後25年に合わせ、「喜劇役者 渥美清の三つの顔!!+浪曲」と題した特集上映が、横浜市中区の映画館「横浜シネマリン」で18~24日に行われる。

 「男は─」シリーズに加え、DVDなどのソフトになっておらず見る機会の少ない作品も集めた。横浜の映画文化の活性化を目指し、ミニシアターなどが協力した横浜シネマネットワーク実行委員会の主催。

 上映作品は▽アフリカで奮闘する建築技師を熱演した「ブワナ・トシの歌」(羽仁進監督、65年)▽荒くれ者と貧しい予備校生の交流を描いた木下惠介脚本の「父子草」(丸山誠治監督、67年)▽若尾文子がマドンナ役を務めた「男はつらいよ 純情篇」(山田洋次監督、71年)。

 上映日は作品ごとに異なる。24日には浪曲師の玉川太福さんらが「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」を浪曲に仕立て口演する。1回券は前売り千円、浪曲付きは2800円。

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