2024年パリ五輪新種目! 世界的トップダンサー・Shigekix&Amiが明かすブレイキンの魅力

東京五輪でも話題を集めたアーバンスポーツの魅力や本質を、競技・ストリート・カルチャー・歴史など、さまざまな 角度から深掘りしていくWOWOWプライム「HI-FIVE ~URBAN SPORTS for LIFE~」(金曜午後10:30、月1回放送)。9月17日からは、2024年パリ五輪の追加種目にも採用され、大きな期待と注目を集めている“ブレイキン(広義の意味でブレイクダンスのこと)”を3カ月連続で特集する。

番組ゲストには、3年後のパリ五輪出場とメダル獲得が期待されている、世界的トップダンサー・Shigekix(Red Bull BC One World Final 2020最年少優勝、国際大会46回優勝)と「Red Bull BC One World Final 2018 B-Girl」初代チャンピオであるAmiが登場。収録後に2人が番組に出演しての感想、ブレイキンの魅力を語った。

収録を終えたAmiは「めちゃくちゃ楽しかったです! あと、ここまで番組を通じてブレイキンについて語れることは今までなかったので、すごくうれしかったです」と手応え。Shigekixも「MCの野村周平さんも紗羅マリーさんも、ブレイキンのことは知っていただいていましたが、ちゃんと生でパフォーマンスを見たことはなかったと思うので、今日は新鮮なリアクションをいただけてすごくうれしかったです」と喜んだ。

ブレイキン・ビギナーにAmiは「基礎練習をすることはもちろん大事なことですが、私の場合、チャレンジしたいと思ったきっかけが、たまたま“ウインドミル”という高難度な技でしたが、やりたいという思いを持ち続けたおかげでいつしか成功し、今も続けることができています。もしその技があまりにも難しければ、その技につながる基本的なトレーニングをやっていけば、ずっと楽しいと思いながらできると思います」とアドバイス。Shigekixも「ブレイカーたちのダンスを見て、率直にいいなって思ってもらえたらブレイキンを多くの人に広めてほしいです」と期待する。

競技をする上で心掛けていることにAmiは「私は楽しく練習をすることです。大会前など、1人で黙々と練習している時などは視野が狭くなりがちですが、今まで続けてこられたのは、とにかくブレイキンを楽しめてきたからですから」という。Shigekixも「メンタル的な部分で言うと、挑戦し続けるということは常に意識しています。普段の練習から、一ダンサーとして現状に満足せずに、かみ締めながらもどんどん先を見るということは心掛けています」と話している。

番組についてAmiは「ブレイキンが2024年パリ五輪の追加種目になったことで 、ダンサーの社会的存在感が高まり、より一層いろんな意味で可能性が広がっていくと思うんです。そして、ダンスの技やフィジカルな華やかさみたいなものとはまた別に、今まであまり世間的には知られていなかったブレイキンの成り立ちや歴史などが認知されていくことで、興味を持ってくれる人もいると思いますので、そういった部分もすごく楽しみです」と期待を寄せる。

Shigekixも「ブレイキンはカルチャーから競技として成り立つまでの歴史やプロセスがすごく面白いんです。どのスポーツ競技にもそれぞれ成り立ちがあると思いますが、ブレイキンはその中でも特に際立った軌跡をたどっているスポーツだと思っています。ダンサーのファッションや髪形、ダンスアクションの意味に至るまで、すべてが歴史に紐づいていることなので、そこに触れていただけたらうれしいです」と楽しみ方を提案。

最後に視聴者に向けて「すでにダンスをやっている方も、ブレイキンのことをよく知らないという方も、みんなでダンスシーンを楽しく盛り上げていけたらいいなと思っているので、気軽に見ていただけるとうれしいです」(Ami)、「番組を見て興味を持っていただいた時点で、僕たちは同じダンスを愛する仲間になっています。僕たちの仲間になった人たちは、一緒にブレイキンを楽しむことはもちろん、見るだけでもOKなので、これから一緒にブレイキンの輪を広げていきましょう!」(Shigekix)とアピールしている。

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